この人を仕事から外すか、モヤモヤ。
仕事の難易度はいろいろあれど、ある程度経験があるものに取り組めば成果は程々にはついてくることが多いはず。でも、たまにそうともならないケースが発生します。どーやってもうまく行かない、そんな時は何から手をつけるのがいいのでしょうか。
いつも記事を読んでくれる人がいて、とても嬉しい日々です。
Any MaMa(エニママ)を運営し、under→standの取締役をやっています河田です。今日も宜しくお願いします^^
今日のモヤモヤメンバー、略してモヤメン(新しい)はこちらです。
とある案件で、すごく一生懸命やってくれているママがいるのですが、どうしても成果が上がらないんです。何をやっても、なぜかうまく行かない。しかも、経験がないのではなく、領域知見もあるんです・・・こちらもやれることは全部やったつもりだけど、どうしてもうまく行かなくて・・・。もう、本当に申し訳ない状態なんです。ママにも毎日ごめんなさいっていつも言われてしまって、、、こちらこそ!みたいな日々です。すごく難しいけど、案件から外れてもらう方がここまできたらママにとってもいいのではと、毎日モヤモヤしています。
こ、これは切実!!
これまでいろんな取り組みをママと一緒に進めてくれているディレクターメンバーの顔、ママの顔が透けて見えてきます。辛いですよね、この局面。お互い、力不足感を感じていて・・・。
さて、こういう場合は、どういう考え方、アプローチをしたらいいのでしょうか。仕事として成果を残すという観点では、やれることを本当にやったのかを丁寧に紐解く余地はきっとたくさんある気がしています。
ただ、テクニカルな問題解決アプローチよりも根深いものを一つ感じたので今日はその話をしたいと思います。
ごめんなさい星人をやめてみませんか。
この話を聞いたときに、モヤモヤの問題よりも先に何人かのメンバーの顔が浮かびました。すごく悲しそうな顔で、「ごめんなさい」を連発しがちな面々です。きっとこの記事を読んでいる方の周囲にも絶対いるはずです。
真面目で、責任感があって、何よりも共感能力が高い。だからこそ、相手がうまく行かないときに本当に悲しいと思うし、さらに自分の責任も重めに見積もりがちな人たちです。
なんで、こんなに「ごめんなさい」を連発するのかいつも僕は不思議だったのですが、今回そのヒントを見つけた気がします。
少し想像してみて頂きたいのですが、ママ側の立場になったときに、自分がうまくいっていないとき、サポートをしてくれている人から、「うまくサポートしてあげられなくてごめんなさい!」って真剣に言われたらどう返しますかね。大抵の方は「こちらこそ、ごめんなさい!」と答えるのではないでしょうか。こうやって双方で「ごめんなさいループ」が回り続けます。
ごめんなさいは、何も解決しないんや!
具体的な改善ができないなら、ガタガタ言うなや!
というような恐ろしいことをここで言う気は全くありません。
このごめんなさいループのコミュニケーションを少し変えることからはじめてみてはどうかと思うのです。
失敗が終点のような世界から、失敗から始まる希望に満ちた世界に変えていくことはちょっとした工夫で可能だと思っています。
ごめんなさい、は相手の力を下げることがある。
ママ、サポートするディレクターに共通した目的は、仕事の成果だと思います。だから、必要な改善はしていく必要があります。
そして、同時に大事になのは必要以上にパフォーマンスを下げないことです。
ごめんなさいと相手に言わせるコミニュケーションは、成果が出る可能性を下げるリスクがあります。ごめんなさいと言って、申し訳ない気持ちの中で、元気いっぱいに仕事に集中できる人は地球上にほとんどいないはずです。
ただでさえ自信を失っている人に、こちらがごめんなさいと言うことで、さらに相手のパフォーマンスを下げてしまうことがあるのです。
萎縮、萎縮、萎縮です。
だから、相手のためにも「ごめんなさい」をちょっと我慢してみることをおすすめします。
ごめんなさいではなく、XXXXXループに変える。
どうしたらいいのか、それはごめんなさいを、ありがとうのループに変えることではと思っています。
相手に(弊社の場合はママ)対して、僕ならこんなメッセージを伝えるかもしれません。(長いし、電話かな)
うまく行かないことがたくさんあって、もしかして仕事離れた方がいいのでは?など考えさせてしまっているかもしれません。お願いがあります、いくら失敗しても構いませんのでもっとチャレンジをしてください。そして、しんどいこともあるかもしれませんが、失敗したときには、なぜだったかを一緒に考えさせてください。これには、理由があります。私たちは、長く案件を、仕事を続ける上では、うまくいくことも大事ですが、うまく行かない回数を減らすことの方が大事だと思っています。ただ、その方法は失敗しないと分からないんです。信じてもらいにくいことは重々承知していますが、うまく行かなくて自信がなくなるより、失敗して一緒に学び続けるチームを私たちは増やしたいと思っています。うまく行っても、行かなくても、その方が楽しい働き方だと思っているからです。改めまして、いつもたくさんのチャレンジをしてくださり、ありがとうございます。
そして、失敗した報告や、原因を教えてくれたとき、チャレンジをしてくれたことに対して「ありがとう」を伝えてください。
案件に予算的な余裕があるなら「ママからの失敗&学びレポート」にお金を出してもいいくらい価値のある情報だと思っています。
ごめんなさいループを、ありがとうのループに変える。そして、チャレンジがたくさん生まれるチームを作る。仕事の楽しさはここに尽きると思います。
それでも、うまく行かなければ他の仕事をやればいいだけです。
今日はこんな感じです。
良い1日を〜。