6ヶ月後に東京を飛び出す早稲女~2、移住を意識したきっかけ編
こんにちは。
6ヶ月後に東京を飛び出す早稲女のなつきです。
今回は、移住を意識するようになったきっかけについて話していこうと思います。
私は自分にとって、一番大きいのは、愛知県豊田市の山間部での研修だなと思っています。
大学入学するまでの私は世間的に”良い”と言われるモノサシしか持っていませんでした。良い(偏差値の高い)大学に入って、良い(なんかわかんないけど、みんなに認められる)会社で出世して、完璧な人生が良い人生だし、自分もそうするべきだ、そうできると思っていました。
しかし、大学に入って最初に感じたのは、自分はなんて何もできない人間なのだろうということです。小中高と優等生だった私にとっては、信じられないくらい、自分より”できる”人たちがいて、大学しょっぱなから挫折しました。それでも当時の自分は、「この私なんかが挫折なんてするはずない」とプライド高く思い、気付かないフリをしていたような気がします。
そんな大学一年生の夏、たまたま参加したのが、当時入っていた国際学生寮WISHが企画していた、愛知県豊田市の山間部への研修(以下、豊田市研修)でした。本当に参加したのはたまたまで、仲良かった友だちに誘われたみたいな理由です。
そこで出会ったのは、自分とは違う価値観を持った人たちでした。移住者の方たちと話していると、自分の考えていた「良い人生」が本当に良い人生なのか疑うようになりました。
一番印象に残っているエピソードは夏休みの子どもたちの合宿のボランティアをしていた時です。夏の暑い日だったこともあり、私は熱中症の手前のような症状が出てきていました。その時の私は、スタッフとしているのだから、迷惑かける訳にはいかない、弱みなんて見せちゃいけないという想いから、誰にも言えずに端っこで頭痛に耐えていました。
それを友達が見つけてくれて、運営の移住者の方に伝えてくれてのですが、そこで「あなたの体が一番大切。しんどい時は言ってほしい」と言われたのに衝撃を受けました。
いや、迷惑かけてるから怒られるんじゃないんですか⁉という衝撃、出会って数日の私にそんな言葉を言ってくださる優しさに感動、みたいな感情が生まれました。完璧な自分じゃないのに、居場所を認めてもらえた安心感、みたいなものもあった気がします。
それ以来、自分が信じていた完璧であるべきだという価値観が揺れ動くようになりました。
豊田市研修が、「都会でバリバリ完璧なキャリアウーマンになるべきだ」という自分の固定観念に気付かしてくれました。そして、それ以外の生き方があることを教えてくれました。
都会で完璧を目指す以外の生き方がいいなら、どんな生き方が自分にとっていいのかは、まだ明確になっていません。
でも、不完全でも自分らしく生きられる手段の1つが、東京を脱出すること、移住かもしれないと思っています。
これが、私が移住を意識するようになったきっかけです。
豊田市研修の時は、自分が本気で移住したくなるなんて想像もしていませんでした。人生何がターニングポイントになるかわかりませんね。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
またお目にかかれると嬉しいです
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