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教員からベンチャー企業の世界へ飛び込んだ私のストーリー

前回は教員時代の私の経験を書きました。
まだ読んでいない方はぜひこちらを先に読んでいただけると嬉しいです♩

それでは今日は、教員退職後、ベンチャー企業に転職してからの経験を書いていこうと思います。

ベンチャー企業1年目

私は2022年4月に教育系のベンチャー企業に中途入社しました。
複数の事業を展開している会社なのですが、私はオンラインスクールを運営している事業部に配属されました。

全員で社員6名ほどの小さな部署。
新規事業のためまだ事業が安定しておらず、サービス内容も開発途中、売上は赤字、内部の様々なフローも整っていないといった、カオスな状態でした笑

もちろんそれは事前にある程度知らされていたので、ここから皆で整えて黒字化を目指していこう!と気合いを入れて4月がスタートしました。

その後の日々の業務内容としては、サービス内容の企画から営業まで、様々な業務を幅広く経験していきました。

その中でも営業スキルを身につけられたのは本当にいい経験になりました。

私は前職は教員なので、もちろん営業経験などありません。
なので、営業をする前までは、「営業=商品やサービスを無理やり売る」というイメージがありました。

ですが、営業を学び、実践しはじめてからは「営業=お客様の課題解決、自社の商品やサービスでどのようにお客様の力になれるかを提案すること」というイメージにガラッと変わりました。

営業に対して苦手意識も大きかった分、本やYouTubeなどで学びながら日々の業務を実践していたところ、なんと部署内でトップの営業成績を出すことができました!

その後は私のノウハウなどをメンバー内に共有したりして、チーム全体で営業実績を上げ、営業体制を強化していくこともできました。

また有り難いことに、この実績をもとに社内のMVP候補者にも選出していただきました^^

これは転職してから一番の成功体験になり、自分にとって大きな自信になりましたね〜♩

辛い出来事

そんな中、辛い出来事もありました。

同じ事業部で働いていた同い年の女性社員が、ある日突然会社に来れなくなってしまったんです。
軽度のうつ病・適応障害を発症していました。

その社員はリーダーポジションだったので、チーム全体を見たり、より責任を伴う業務も行っていました。
確かにその時期は本当に忙しくて、彼女が色々な業務を抱えていたのは私も知っていました。

でも、そのしんどい気持ちを部長に話すことができず、同い年の私や他の社員にも話すことができず、一人で抱え込んでしまっていたようでした。

1週間、2週間経っても復帰できず、そのまま休職→退職という結果になってしまいました。

本当にショックでした。

でも日々の業務は減らないし、やらないといけないことはたくさんある。
悲しんでいる暇もなく、業務をこなすことしかできない自分に嫌気が差しましたね。。

その後も辛い出来事が・・・

なんとその後、もう一人休職者が出ました。

その社員は一人目に休職した社員と仲が良く、チーム内でも一番ショックを受けていた社員でもありました。

ただでさえ辛い中、追い討ちをかけるように上司のパワハラのような扱いを受けたことが原因で、さらに精神的に病んでしまったのでした。

その上司は自分自身もプレイヤーとして非常に優秀なこともあり、周りに対しても求めるレベルが高く、威圧的な態度を取る人でした。
(調べたところ、こういう上司を「クラッシャー上司」と呼ぶそうです。)

そのため、休職した社員はそういった接し方でどんどんしんどくなり、休職に追い込まれてしまったのでした。

私自身もその上司に対してはどこか苦手意識があり、、その上司がいるだけで、話すだけで、周りの空気が重いというか、凍りつくというか。。

会議中も基本的に詰められるので、とにかくみんな怯えているような雰囲気でした。
私もその場にいるのはいつも本当に憂鬱でした。

そんな中、私を含め残った社員とその上司とで会議をしていたところ、その上司からこんな発言があったのです。

「精神的に辛くなった原因はその社員たちの中にある。業務を効率化できていなかったり、仕事への考え方や取り組み方がそもそも良くないとか。業務量とかそんなに大変だったのかな?」

「こうやって急にいなくなっても、誰かが代わりにその人の仕事ができるっていうのは、替えのきく人材だったってことだよ。ここにいるみんなはそういう人材にならないようにね」

一言一句そのままではないですが、こんなニュアンスのことを話したんです。

私はそれを聞いて、ものすごく憤りを感じました。
それと同時に恐怖心も感じました。

自分もいつか休職した二人のように精神的に追い詰められて、仮に休職していなくなっても、こうやって替えのきく人材だったと言われるのか、と。

その後この一件が人事部長や社長の耳に入り、その上司はかなり厳しく指導を受けることになりました。

そして後日その上司からチーム全体に謝罪があり、その一件はひとまず落ち着いたのでした。。

異動願を出す

そんなこともあり、この部署にこのままいるのはモチベーションが保てない、その上司に怯えて自分の力を発揮できないと思うようになり、居心地が悪くなっていきました。

さらに、プライベートでは長年交際していた彼と結婚を前提に同棲も始まり、結婚も目前に控えていました。

今後の働き方等も色々と考えた結果、他部署への異動願を出すことにしたのです。

それがベンチャー2年目の春の出来事でした。

教員時代も色々と大変でしたが、転職先のベンチャー企業も波乱万丈でした。笑

もちろん営業エピソードのような素晴らしい経験もあれば、同僚が二人も立て続けに休職するという辛い出来事もあれば、
本当に人生何があるかわからないですね・・・

大変な中でも毎日仕事に取り組み続けた自分のことは大いに褒めたいと思います。

今の話をちょっとだけ

前述したように、同僚二人が休職に追い込まれたこと、その時自分はなにもできなかったこと。。

そしてその後、自分の夫も多忙が原因でうつ病手前のような状態になってしまったこと。。

輝いていた人たちがどんどん精神的に追い込まれ、マイナスの状態になってしまう姿ほど辛いことはありませんでした。

マイナスの状態になる前に、日頃から自分の心をケアすることはできないか?

そんなことを考えていた時に出会ったのが「コーチング」です。

コーチングとは・・・

コーチングとは、本人特有の感情や思考のはたらきを行動の力に変えることで目標達成や自己実現を促す、コミュニケーション技術

一般社団法人日本コーチ連盟より

コーチとクライアントの対話を通じて、クライアントの中に「気づき」や「行動」が生まれるプロセス、とも言ったりします。

私は相手の内面を理解して寄り添うことはとても大切なことだと考えているので、今後はコーチングを通じて誰かの人生をもっと良くしたり、しんどい時は心の支えになりたい、と思っています。

コーチングを本格的に学ぶのはこれからなので、また学びの内容も発信していけたらと思います^^

長くなりましたが、今回はこの辺で・・♩

最後までお読みいただきありがとうございました!

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