【悪性リンパ腫・闘病記⑪】推しの看護師の話
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「そのやり方じゃダメでしょ!」
看護師さんが医師から説教を受けている。これから手術を行うのだが、その準備の過程で看護師さんがヘマを打ってしまったらしい。
抗がん剤は強力な薬なので、腕から点滴を投与すると血管がボロボロになってしまう可能性がある。そのため、太い血管「大静脈」にカテーテルという太い管を大静脈の血管に刺し込む手術を行う必要がある。一般的には首の血管から薬を投与するのだが、私の腫瘍は胸部にあるため、最初は点滴を投与する位置を腫瘍