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【パラリンピック】北京2022 大会1日目・お茶の間観戦記
冬季パラリンピックは競技数が少ない上、TV中継も少ししかありません。
ですのでレポしようかどうか迷ったんですが、「少ないからこそ競技の魅力や選手の紹介を掘り下げられるかも」と思い、オリンピックに続いて記事を書くことに決めました。
去年書いた東京パラ2020のレポはこちらです。
さて大会1日目の今日は開会式のみでした。
というわけで早速その模様をお茶の間からお届けします。
国旗掲揚の仕方がカッコいい
開催国旗の掲揚は、一般的にその国の軍人が行うことが通例となっています。
各国軍隊によって国旗の取り扱いや掲揚の仕方に違いがあるのですが、中国の掲揚の仕方が結構独特なんです。
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ポールに国旗を取り付けた後、思いっきりファサー!って上空に放るんですよ。
これがエモい。
ちょっとクセになります。
シュエ・ロンロン大量投入
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今大会のマスコット、シュエ・ロンロンがいっぱい出てきました。
「ビン・ドゥンドゥンに負けてなるものか」という闘争心からか、入場行進の各国に1体シュエ・ロンロンが着いてきます。
インラインスケートを履いているので、1体ぐらい転んで中身がまろびでるのでは、と無駄にハラハラしてしまいました。
選手入場でファッションチェック
私がオリパラの開会式でいつも楽しみにしているのが、各国選手団の公式ユニフォームです。
めっちゃオシャレだったり民族衣装を模していたりと、それぞれの国に特色があります。
そこで気になった国のユニフォームを勝手にファッションチェックしながらご紹介したいのですが。
「TV画面をスマホで接写する」という非常にアナログな方法のため、画質がめちゃくちゃ悪いです…。
どうかあたたかい気持ちで見てやってください。
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国旗のカラーを使ったスタンダードなタイプ。
ウクライナ選手団は非常に引き締まった表情でした。
それぞれ拳を突き上げたり、胸に手を当てている姿が印象的です。
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国旗強調パターン。
遠くからでも「あ、フランスいるね」って分かるのである意味機能的と言えます。
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頭に旗を差したごきげんボーイを発見。
シンプルながらもニット帽で国旗カラーを表現しています。
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今回のベストドレッサー賞!
胸元の黒地とポケットの赤いラインのおかげで、スタイルアップ効果抜群です。
着太りしがちな冬コーデの参考にしたいですね!
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メキシコと言えばこの帽子です。
正式名称を「ソンブレロ」と言います。
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国旗強調パターン・パート2。
なんかもう、デザイナーが考えるのを放棄したのか?と言いたくなりますが「ポンチョがミラノの最新トレンド!」とか言われたらぐうの音も出ません。
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マフラーで国名を強調。
圧がすごいっす。
アンドリュー・パーソンズは熱い男
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IPC会長のパーソンズ氏は、スコットランド系の両親を持つブラジル人です。
彼はブラジルのパラスポーツ普及に尽力したジャーナリストであり、その情熱から2017年、40歳という異例の若さで会長に就任しました。
彼自身に障害は無く、健常者の立場からパラアスリートを全力でサポートする会長、という新しい形を生み出した人でもあります。
スピーチの名手であるパーソンズ氏は、校長先生の朝礼のようにダラダラと話すことはありません。
要点を抑え、シンプルかつ力強い言葉で聴衆に訴えかけます。
中でも私が印象に残った言葉がこちらです。
世界の12億の障害のある人々は人生を謳歌し、夢を追い、紆余曲折を生き抜き、社会貢献する機会を同様にもつべきです。
障害のある人を支えようとするあまり、私たち健常者は「保護すべき存在」と見てしまいがちです。
しかしそうではなく、障害のある人にも社会貢献をする権利がある、と発したパーソンズ会長はやはり傑物だと言わざるを得ません。
最後に彼は大きな声で「ピース!!(平和を!!)」と言って締めました。
笑顔はありません。
その姿から、ロシアとベラルーシの参加を拒否する状況に追い込まれた原因に対しての怒りが感じられ、胸を打たれました。
次回のレポは3月7日
冒頭でも触れましたが、冬季パラはTV中継が少ないため、大会2日目と3日目の競技を生で見ることはできません。
ネットでの生配信を探したのですが、正規な配信は今のところ無いようです。
結果を知った上で見るスポーツ録画ほど悲しいものは無いので、私の生中継主義として、次回のレポは3月7日とさせて頂きます。
大会4日目(3月7日)
13:05 スノーボードクロス
パラ期間中は仕事休んでないので、アップが遅くなってしまいすみません!
みなさんがもっとパラスポーツを身近に感じて頂けるよう頑張って書きますんで、よろしくお願いします。
空き日にエロネタ書いても怒らないでくださいね…?