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有給休暇を申請してみた
みなさんお疲れ様です。
新生活のリズムを掴み始めた夏木です。
さて、夫の帰還により専業主婦という本来の職に戻った私ですが。
ストレスがやべぇ。
断っておきますが、夫に対して不満はありません。
私のような穀潰しを養った上に給与まで出してくれるのですから、控えめに言っても神です。
ただ、自分ひとりの時間が無い。
正確に言えば、平日の昼間は自分の時間です。
何をしても許される時間。
けれども家に居る以上、私は「仕事」として365日家事を行います。
1日も休みはありません。
これは労働環境としていかがなものか。
「家事は仕事ではない勢」がいらっしゃるのも分かっています。
そんなもん効率化を図れば簡単だろうし、そもそも報酬を貰うような作業ではない、的な。
けれども現実として「家政婦」という職業が存在するわけです。
私は家政婦としての働きに加えて、夫の行政手続き代行やスケジュール管理をしているので、自らを「秘書」と位置づけています。
長々とつまらない高説を垂れましたが、要するに休みが欲しい。
家から離れられる休みが。
家にいる状態で「今日は家事しなくて良いよ!」と言われたところで、結局洗い物が溜まっていたら洗ってしまうし、埃が気になったら掃除機をかけてしまうのが秘書の性。
そうした雑事から離れるためにも、私には外でひとりになる時間が必要。
というわけで夫に有給休暇を申請してみました。
1ヶ月から2ヶ月に一度、ひとり旅をさせてほしいと。
1泊2日で良いから、自由にどこかへ行かせてほしいと。
何故こんなことを言い出したかと言うと、かつてのオーストリア皇妃・エリザベートの生涯に思いを馳せたからです。
彼女は王室の窮屈な生活に反発し、皇后でありながら半生を旅して過ごしました。
もちろん国民からは大ブーイングでしたが、彼女は自分のやりたいことを貫いたのです。
一国の皇妃と比べるなど不敬極まりないですが、私は彼女の気持ちがほんの少し分かります。
外からは何不自由ない生活に見えても、心は不自由なのです。
夫は有給休暇を了承してくれました。
と同時に「凛の本当の幸せって何なんだろうね」と問われたのです。
私の幸せ。
大好きな彼と居ることなのか。
夫と裕福な暮らしをすることなのか。
それとも別の道があるのか。
私にも分かりません。
分からないけれど、それを探すためにも時々旅をすることしました。
ひとり旅だったり、ふたり旅だったり、時にはnoterさんにお会いする旅かもしれません。
私の人生があと何年あるかは分かりませんが、明日死んでも悔いの無い生き方をしたいのです。
だから自分のできることをし、行ける場所には行きたいと思っています。
そんなわけで貴方の街にも近々お邪魔するかもしれません。