【旅レポ】静岡市にひとり旅してみた【前編】
みなさんお疲れ様です。
モヤモヤ期に突入中の夏木です。
有給休暇を利用して静岡市に行ってきたんですが、今回の旅は「楽しむ」よりも「考える」ことがメインになってしまいました。
なのでいつもの旅レポとちょっとテイストが違います。
ご了承下さい。
さて静岡の旅行地といえば熱海や伊豆。
私も温泉でしっぽりするために何度も行っています。
が、静岡市には行ったことがないのです。
県庁所在地なのに地味感が否めない静岡市。
そんなちょっとマイナーな場所だからこそ面白旅ができるんじゃないかと思い行ってみました。
東海道新幹線
品川駅から新幹線で静岡駅へ。
ちゃんと右列の窓際を取ったので、富士山を激写する準備は万端だぜ!
と思っていたのですが。
雲からの「お前にいい写真なんか撮らせてなるものか」という気概を感じます。
帰りの列車で綺麗に撮れることを願ってこの日は諦めました。
三久
静岡駅のコインロッカーに荷物を預け、まずは昼食。
夜だったら静岡緑茶割り頼みたかったんですけど、飲むと観光に支障を来すので我慢。
振り返ってみるとこの旅の我慢はここから始まっていたのだと気付きました。
茶蕎麦がツルツルで美味しいのは勿論のこと。
注目は麦とろろご飯です。
あんまり知られてないですけど、実は静岡はとろろも名産品であります。
かの歌川広重も東海道五十三次で「丸子宿(現・静岡市駿河区丸子)」に「とろろ汁」を描いていました。
そんな歴史あるとろろご飯を三久さんで頂いてみると。
めっっちゃ美味しい…!
とろろ自体も美味しいのですが、自家製だし醤油の旨味がすごいです。
夢中になって食べてしまいました。
静岡市にはとろろ汁の名店が複数ありますので、是非とも食して頂きたい逸品。
ご馳走様でした。
静岡浅間神社
バスで静岡浅間神社へ。
ここは7つの神社が集まっている総本山なんですが、7回お賽銭入れる人っているんでしょうか…。
私は1箇所にまとめて入れました。
社務所で彼のために御守りを購入。
でもこれ渡せるの多分5月なんだよね。
と、ちょっと気分が落ち込んだり。
ホテルマイステイズ清水
一旦駅に戻って荷物を回収し、JRで清水駅へ。
駅徒歩7分ぐらいの場所にあるホテルです。
以前他のマイステイズに泊まった時はコンパクトながらキレイで好印象だったのですが。
部屋に入ってみたら設備も古いし、なんかあんまりキレイじゃなくてテンションがダダ下がり。
壁面に空気清浄機のコードを差すコンセントが見当たらなくてフロントに電話すると「洗面所のドライヤー用のコンセントを使ってください」とのこと。
さすがに草。
とりあえず寝るだけの場所だし、と割り切って一服し、観光に出掛けました。
静岡市美術館
静岡駅徒歩3分の場所にある都会的な美術館です。
夕方に早々と閉めてしまう美術館が多い中、閉館時間が19時と長めなところも良いですね。
今回の旅の目的その1が、現在開催されている展覧会。
歌川広重や葛飾北斎の「東海道五十三次」、さらには私の大好きな十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の原本まであると聞いて馳せ参じたわけです。
平日の夕方ということもありガラガラだったので、ゆっくりじっくり見て回り、1時間以上かけて堪能。
残念ながら撮影禁止だったため写真でご紹介はできませんが、大満足の展示会でした!
ル・ルフュージュ
さてそろそろお夕飯、なのですが。
昼間の茶蕎麦&とろろ丼が思ったより腹持ちが良く、全然お腹が空きません。
けれどもお酒は飲みたいな~ということで1軒目からバーを選択しました。
シックな内装のオーセンティックバーです。
ジンジャーエールが自家製だというのでマミー・テイラーを頼んでみました。
市販のジンジャーエールよりもシナモンと生姜の風味が強く、とても美味しかったです。
お通しで出されたマスター手作りのキッシュも絶品。
「明日は清水の市場で海鮮丼を食べる予定です」と話すと、清水出身のマスターから「2階よりも1階の海側の店がオススメ」と言われたので心のメモに記録しました。
他に瓶ビール・ギムレット・おつまみにミモレットを頂いてお会計。
マスターに1杯奢りましたが¥5,000とリーズナブルでした。
前に出すぎず、けれども会話の接ぎ穂をさりげなく探してくれるマスターのいる、とても良いバーです。
ご馳走様でした。
Deeply Do
まだもう1軒行きたいな、ということで一旦清水に戻って探しました。
ようやくお腹が空いてきたので「食事が美味しいバー」との口コミを見て突撃。
店内はカジュアルな内装ですが、マスターとアルバイト男子はビシッとネクタイ締めてます。
頼もうとしていた「本日のパスタ」は残念ながら売り切れ。
バゲット付きの「魚介のアヒージョ」を注文しました。
もしかして本職は料理人なのか?と思わせるほど美味しかったです!
バゲットが絶妙なもっちり具合だったので「近所のパン屋さんから仕入れているんですか?」と聞いたところ、照れながら「実は冷凍なんですよ。焼き立てと変わらない美味しさの冷凍パンを見つけましてね」と教えてくれました。
真に美食を追求する人間は、産地とか値段とか製法とかにはこだわらないんですよね。
そういう「自分が美味しいと思ったものを提供したい」という姿勢、大好きです。
どうしてもマスターがシェイカーを振る姿が見たくてシンガポール・スリングを注文。
カッコ良い…!!
他に生ビール・グラスのスパークリングワイン、マスターとバイト男子に1杯ずつ奢りましたがこちらも¥5,000。
安すぎて逆に申し訳ない…。
清水へお立ち寄りの際は是非ともマスターの食事とお酒を楽しんでほしいです。
ご馳走様でした。
コンビニでビールを買い、部屋でひとりで飲むか…とホテルに戻ったところで急展開が待っていたのです。
長くなってきたんで一旦やめさしてもらいます。
後編はこちら。