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🇮🇳世界一周ひとり旅の記録inインドday21-23〜バラナシのあれこれ〜

day21-23
(2024/7/29-2024/7/31)

バラナシもとうとう最終日になった

初日にバラナシの迫力に圧倒され、どう過ごせばいいんだ…と絶望してから3日が経った

最終日にバラナシ最高、離れるのが惜しい…と思うようになるなんて、1ミリも想像していなかった

...

バラナシでの滞在先は日本人宿、サンタナにして大正解だった

多くの希望や夢を持ち、将来を見据えた素敵な日本の方々に出会い、関わることができた

そもそも、インドに1人旅するような人たちの集い、すごいに決まってるよね

出会った皆さんの経験や生き方から多くの刺激を受けた

何も考えずに生きてきた自分だけど、得た情報や、自分もチャレンジしてみたい、と思った事はちゃんと吸収し、実行しようと思う

とっても温かく、居心地の良い場所だった
日本に一時帰国したような気分になり旅のリフレッシュになった

3日も歩けば詐欺師の手口を理解してくる
交わし方にも慣れた

人を無視するのは得意だし、嫌な態度を取るのも得意だから、3日間バラナシに居ただけで詐欺師達に嫌われた笑

私の勝ちだ笑

ガンジス川をガンガーといい
川沿いをガートと呼ぶ

火葬場として有名なマニカルニカー・ガート
沐浴場として有名なダシャーシュワメード・ガート

この辺はいつも混雑していて詐欺師も多いからあまり好きになれない

しかし、地図で見ると上記のガートの下の方にあるアッシ・ガートまで行くと人が少なくなり、穏やかなガンガーを眺めることができる

そんな穏やかなアッシ・ガートでも沐浴していた子供達に囲まれて物乞いにあったり

日陰でたむろっている輩はウィードをやっていて、誘われたりする

気を抜けない

と、先ほどから困った人間がちょいちょい登場しているけど

同時にそんな人たちから守ってくれる人が必ずいる

話しかけてくる人はほぼ悪い人たちと捉えて問題ないけれど

自分が困って助けを求めれば必ず助けてくれる

街はヨーロッパの雰囲気やアラジンの雰囲気やインド独特な雰囲気が融合している

とにかく道が狭く入り組んでいて、巨大迷路

大量のバイク、リキシャが常にクラクションを鳴らし

人々でひしめき合い

上を見れば猿が飛び交い

牛や山羊、野犬に道を塞がれ

下を見れば汚物の塊、たかる大量の蝿

人も様々

日々観光客を騙すために街をうろつく輩

何かの民族のような人々

素敵なサリー姿

ガンガーへお祭り騒ぎに来た人々

神聖な気持ちでガンガーに浸かる人々

子供を抱え物乞いする母

ほとんどの人が額にオレンジや赤のインクをつけている、それを人に付けるために彷徨う人も沢山いる

これは精神を落ち着かせる効果があるらしい
しかも科学的に実証されているとか?

しかし、一体どこに効果があるんだ?!とつっこまざるを得ないほど誰もが落ち着きがない

ヒンドゥー教の聖地、ガンガー

沐浴することで罪を流すことができるという

死を迎えたらガンガー沿いで焼かれ、流されることが何よりもの喜び

死とは悲しいことではない、喜びである

死体が陽気に私の脇を通り運ばれていく

生と死が共存している

彼らはカルマを信じる

シヴァ神の祭典で街からガンガー沿いに列をなして黄金寺を参拝する光景を目にした

順番抜かしをする者がいるからみんなぴったりくっついて並ぶ

それでもねじ込んで入る人がいる

ガンガー沿いには常に観光客を騙す者がいる

何がカルマだ

インドの人は不思議である

日々執拗に声をかけ、付きまとう奴らに、全員地獄に堕ちれって思った私は最低だろうか

それとも、そうして生きていかなくてはならない彼らの事情を知り、学ぶべきだろうか

嘔吐下痢を覚悟して入ったインドだけど、まさかの便秘

街の屋台や、綺麗とはいえない店でカレーやドーサも食べてるのに

タイで免疫ついたのかしら

マサラドーサは50ルピーで食べられる

何より美味しくて感動したのはラッシー

90ルピー

ザクロのラッシーが革命的うまさで毎日飲んだ(食べた)

ラッシーというとドリンクをイメージするけど、バラナシで食べられるラッシーはシャバシャバなヨーグルトのようなもの

ザクロはふんだんに使われ、ハーブのような香りもする
ラッシーの上に羊のチーズのような塊が乗るのだけど、これが最高にうまい

何より量が多く
大満足なデザート

意外と果物も沢山売られている

マンゴーなんかはシーズンのようで、大きく立派な甘いマンゴーは1つ40ルピー

もちろんスパイスが道に広げられて売られていたりして面白い

チャイはショットのような小ささで1日に何杯も飲む

お店ごとに味が違う

どれもスパイが効いていてめちゃくちゃに美味しい

チャイは10ルピーほどなのかな、

私は何故かいつもその辺のインド人に奢ってもらっていた笑

悪い奴も良い人なのか悪い人なのか分からない人も、インド人はとにかく話しかけてくれるから3日間でインド人の友達も沢山できた

何もかもがインパクト大で刺激的だった

同時に自分の置かれている環境に、これまでにないほど大きな感謝を抱いた

今までも発展途上国に訪れ、貧富の差を感じ、自分自身の生活との違いに、いかに自分が恵まれているのかを実感してきた

しかし同時に幸せとは貧富の差とは関係ないと感じることが多かった

だから私はその国に生まれていたとしても、幸せに生きていく術を見つけられる気がしていた

しかし、インドでは、もし自分がこの国に生まれていたら幸せに生きられるだろうか?と疑問を感じてしまった

それはどこを見て、感じて、そう思ったのだろう

具体的には分からない

一生分の不親切を一瞬で浴びるところに、くたびれてしまっているだけかな

具体的に突き止められないけど、今まで訪れた国で感じたことのない感覚を強く感じている



3日間過ごしたバラナシを後にし
寝台列車でタージマハルのあるアグラへ向かう

これまたインド名物のカオスな列車

駅構内には男も女も横になり寝ている人々
ホームにも人が溢れている

インドの列車には等級がある

私は安全と快適さのため、A3というAC付き、3段ベットの1つの座席を指定した

インドには切符なしで飛び乗りをする者も多い

座席の指定のないsleeperという等級は人が溢れるほどぎゅうぎゅうになる

限界越えまで人が飛び乗る

カオスなホームで自分の乗る電車はここで合っているのか?と不安に待っていると

スペイン人のバラバラとララが声をかけてくれてた

インドでは旅行者が少なく、異国民はとにかく目立つ

1人でいると危険も多いし、不安だったので2人に本当に助けられた

2人とは偶然同じブロックの座席だった

既にデリーやジャイプールも観光してきた2人、これから訪れる予定の私に2人が遭遇してきた危険な目、巧妙な手口の詐欺、それらを回避する方法について細かく教えてくれた

アジア人だけが鴨なわけではなかったのかー、と思った

お菓子を分けてくれたり、色々な情報をくれたり、気を使ってくれて、本当にありがたかった

この旅では本当に人に恵まれ、支えられている

今まで出会った全ての人に感謝しきれない

寝台列車で盗難等も心配だったが、お互い助け合った

着く駅ごとに沢山の人が押し寄せ
大声でおしゃべり、大騒ぎ

寝台列車といえど、寝てられない

朝起きると良い等級の列車にも床で寝ている人が沢山いた

そんなこんなで賑やかな朝を迎えた…

おわり

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