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人はどんな風に生きても良いんだよ。

哲学者ドゥルーズ

人はどんな風に生きても良いんだよ。どんな生き方をしても良いんだよ。という肯定してくれる哲学。

●【正当な部分から漏れているものを評価する】

物事には2つの側面があるよね。
*1つはルールを作ろうとするもの(社会・会社・家庭・権力者・・)←妄想的なパラノイア
*もう1つは、そのルールからはみ出ているもの。人。(無秩序)

人間はついつい
*一つの領域にルールを与えようとする
*でもそのルールから漏れているものもあるよねっていうのがもう一つ

自転車が左右に揺れながらバランスをとるように人は生きている!!

https://www.youtube.com/watch?v=qSzlae1rJMA

国かもしれないし学校や会社かもしれないし、一つの家庭も一つの社会ですよね。
そういったものをコントロールするために人間はルールををそこに作ろうとする。それは自然に生まれてくるものかもしれないし、権力者が自分に都合のいいように作って、そこに設定するものかもしれませんけれど、そういってコントロールしようとするっていうこと。

●【生成変化】

もう一つのドゥルーズの考え方っていうのは「生成変化」って呼ばれる考え方です。
その人間っていうのは常に変化をしているんだ。

で、ドゥルーズの哲学においては a=a という考え方はこてんぱんに批判されてるんですよ。
いやいや a っていうのはもう今の時点で b の方に向かっているんだというところが
b に入ってゴールするっていうわけでもなくて bに向かっているんだけど時々cの方に寄り道してcよりの d にも行くんだよね、みたいなことが実は人間の生き方の実際の在り方だよねっていう指摘をしてるんですね。
人間の中では常に組み換えが起こっていて今日接続しているものと明日接続しているものっていうのは全然違っているかもしれない。まあそういう考え方を打ち出したんです。

●【まとめ】

人間って、「ちゃんとしているのがデフォルト」じゃなくて、「混乱してたり寄り道をしているのがデフォルト」だよねっていう考え方がドゥルーズ。

だから最短距離で移動するのが人間の基本的なやり方じゃなくて、とにかくウロウロウロウロ寄り道をしているっていうのが人間の基本的なやりかた。
そうじゃないほうが実は一種の病的なものがあるんじゃないかっていう風に考えるわけです。

人はどんな風に生きても良いんだよ。どんな生き方をしても良いんだよ。という肯定してくれる哲学がドゥルーズの考え方なんですよね。


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