
ヴェニスをドライブしよう(2):リド島を楽しむ
ヴェニスのリド島に住む人にとって、
自動車での移動は、
欠かせない必需品です。
ヴェニスと
リド島を結ぶ交通機関としては
-ヴァポレット
所要時間60分程度:
Piazzale Roma,
Santa lucia 駅周辺から、
出ているリド島直行便
というのも有ります。
これは、
Gran Canale は通りません。
サン・マルコ広場からも、
リド島行きが出ています。
-フェリー🛳️
Tronchettoからリド島の、フェリー桟橋まで
30分ほど
1時間に2往復くらい
リド島の桟橋に着いたら、車に乗り込みエンジンかけ
リド島のメイン通りを、抜けて、アドリア海の海岸へ向けて
ドライブして行きます。
アドリア海の青い波が目に入って来たところで、
海岸通りを右に曲がって、西洋風の海岸通りを、左に見ながら
ドライブして行くと、
右には『ヴェニスに死す』の映画で有名なホテル
HOTEL DES BAINS が、見えます。
ここに予約をして、泊まりたいと思っていたのですが、
現在は、宿泊が出来ません。
かつては、ヴェニス映画祭の会場にも使用されていた場所ですが
とても残念です。
この前に広がる海水浴場から見ても、
とても特徴のある目立つデザインの設計を持つホテルの建物です。
このホテルを、右手に見ながら
ドライブを続けて行くと、
右手には、毎年9月に開催されるヴェニス映画祭で使用されている
白いパビリオンが見えて来ます。
勿論、道を挟んでその前には、クラッシックな、ホテルが建っていますが、
私が泊まりたいと願っていたHOTEL DES BAINSの風貌とは
違っていました。
その先を更に進んでいくと、
夏用の避暑地としてのみに使っているマンションの立ち並ぶ地域
その先を更にドライブして行くと、
ヴェニスのリド島に生活している人々の
町が現れてきます。
ここには、勿論、定期循環のバスも走っています。
かつてこのリド島には、
別荘や高級マンションを購入した日本人が
多く住んでいました。
特に、ローマに日本の企業からの海外駐在人が
多く送り込まれていた頃は、
夏のバカンス用に購入された豪邸の建ち並ぶ、
日本人街が、あった様です。
日本車の企業が、ローマからロンドンに、
拠点を移すと言う、世界経済の危機が迫ったころに、
日本人外の高級住宅は、一斉に売りに出され
日本人は皆んな日本に引き上げて行ったそうです。
今もリド島に住むイタリア人は、
‘日本人が居なくなって、寂しい。’ と言っています。
日本のバブルの時代には、
ヨーロッパの中で、イギリスの土地を買ったり
イタリアの土地や、工場を買ったりと、
何故か、今の日本で起こっている事が多く目にされていましたが、
その後にくる、
結局は、みんな引き上げてしまって、最後は
誰も居なくなった
時の事を考えなくては
いけないのでは無いかと思えてきます。
引き上げる前に、日本人が、リド島の人に言った言葉は、
‘お金が無くなったのよ’だそうです。
この道をドライブして、海岸線が迫り来る道を走って行き、
最後に辿り着く、歴史的モニュメントの前で、踵を返して
町の中心へ戻りましょう。
もちろん、
ヴェニスにも、この島にも、日用品を買う為のスパーは、有ります。
新鮮な果物を売っている、
青空市場も多く、見かけます。
道端で売っている、新鮮な桃やリンゴ、いちごや、
赤い果肉のオレンジなどは、
普通に売っているイタリアのどこのお店よりも、
高品質で、果肉がしっかりしていて
甘い物ばかりです。
もちろん少し割高ですが、
他では手に入らない品物ばかりです。
高額を払ってでも、手に入れて損は無い。
舟でしか運んで来れ無い。
流通経路に、秘密がある様ですが。
かつては、最も水質の悪いと言われたら、
アドリア海に面するリド島の、
海水浴場を抱える、
海岸通りですが、
今では、ヴェニスのプロジェクトが功を奏し
すっかり海水も透明になり、
ヴェニスに住む人たちも、
海岸に寝そべる為のパラソル⛱️代の、定期代が
1か月幾らになった?と言う事が
7月が近づくと
また、値上げしたわね! と毎日の会話に上るようになりました。
毎日、午後になると、
アドリア海の海へ、日焼けにかようなんて、
何と贅沢な生活を送って居るんだろう、
‘愚痴なんて言わ無いで!’
と、思う私がいました。
ヴェニスの南に位置する、Chioggia は、
うなぎの産地。
ヴェニスの北、Jesolo は、
イタリアで、目下一番住みたい街にランクインして居る
ドイツ人も飛行機でやってくる
高級リゾート地です。
日本人が大好きな、ー実は私も大好きなー
ヴェニスの旅行は
まだまだ続きます。
イタリア在住
Igarashi Jane
二、三十年前に、イタリア旅行をした方
コメントを下さい。
懐かしいイタリアと思ってる方お待ちしてます。