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【本紹介】トマト缶の黒い真実 / ジャン=バティスト・マレ
こんにちは. イケダです🍝💃
写真は、最近ハマっているスパイスカレーの材料で埋まるキッチン。
今日は、私の人生を変えた本を紹介したいです。皆さんのオススメの本も知りたいので、是非コメント欄にて教えてください。
『トマト缶の黒い真実』
「スーパーで手に入るトマト缶はどこからやってくるのか?」
生まれ育った地域のトマト加工業者が中国の軍隊に買収されたことをきっかけに、トマト加工品に疑問を持った著者、フランス人ジャーナリストのジャン=バティスト・マレ氏。
〈ル・モンド・ディプロマティーク〉〈シャルリー・エブド〉など多くの有名誌に寄稿する話題の人です。
彼の世界中を巡る取材によって、トマト缶の生産・加工・販売の流れの裏側が明らかになる、衝撃のノンフィクションです。
中国の子どもが働いて獲れたトマトを
大きなアメリカのマシン工場で加工し
時には腐ったトマトに添加物を混ぜ
イタリアに輸出することでイタリア産になる
そしてそんな不良品はアフリカに売り捌かれる
そんなトマト缶がこの世に存在するという事実に私たちは危機感を抱かなくてはならない。
🌈Food democracy(食の民主主義)🌈に向けて一歩前進しようじゃないか。
そんなメッセージを受け取ることのできる本。食の問題に興味のある方には本当にオススメです。
著者本人による紹介動画はこちらです💁♂️
(日本語訳が付いている動画です。)
フランス語版は、L'empire De L'or Rouge - Enquête Mondiale Sur La Tomate D'industrie - というタイトルで、フランスでもっとも権威あるジャーナリズム賞「アルベール・ロンドル賞」を受賞しています。
多くの本で経験することとは思いますが、日本語訳になると少し恐怖を煽るような表現もあって、正直読み進めるのが億劫になる時もあります。
でもやはり、平和な世界って知ることからしか始まらないよね🐣
という気持ちで、読みました。
そして私はフランスの大学院に進学することを決めました。
ちなみに私はフランス語版と日本語版を両方持っています。大ファンです。
グローバル化した世界における食べものの話は他にも多くあります。(寿司について切り込んだスシエコノミーという本も読んだ記憶があります。)
もし「この本や似たような本読んだよ!」という方がいたら、感想を共有したいです。コメントお待ちしております💐
それでは!
池田