習慣としていることといえばもちろん酒であって、夕方に酒を飲むのである。
近頃はさすがに深い時間まで飲むことはなくなった。
なんとなれば、誰かと酒を飲むことがあまりないからだ。
盛り上がらない。
私の場合は、ひたすら反省のために飲むのである。
一日の反省。
そしてぼーっとすること。
それが目的、というか楽しみなのだ。
で、あるから酒場に行ったらひたすら酒を飲む。
スマホを見たりはしない。
次は何を頼もうか……
とメニューを眺めたりしているのもなかなか楽しい。
酒は飲みすぎると死んでしまう。
そのことはよく知っている。
飲み友達だった奴らがけっこう死んだからだ。
酒のせいで。
飲みすぎたのだ。
たいてい肝臓をやられている。あるいは膵臓。それからどっかの癌。
ただ、早く死んだ輩はどこか、酒の力を借りて日々盛り上がろうとしていたような気がする。
私の場合は盛り下がるために飲むのである。そこは違うかな。
でも先に死んでいった彼らは、あんまり悔いはなかったんじゃないかな、と思う。
みんな死の直前には会えなかった(つまり一緒に飲めなかった)。
だから本当のところはわからないのだが。
酒でも飲まなければやっていられない世の中だとずーっと思ってきた。
だから、飲まずに生きていける人たちをすごく尊敬してしまう(羨ましくはないけれど)。
ただ、歳とともに酒量は減る。これは間違いないようだ。
だからこの習慣も、ひょっとしたら自然消滅してしまうかもしれない。
まあその時はその時で。
そしたら、ちょっと寂しいかもしれない。
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