見出し画像

新刊が届く(秋)|それでも日々は続く vol.1

2025年2月12日(水)より期間限定で、清風堂書店・谷垣大河×秋月圓・秋峰善の「交換日記」をはじめます。

※谷垣さんの勤める清風堂書店(大阪・東梅田)は、2025年2月28日(金)に閉店します。

谷垣大河(Tanigaki Taiga)
1994年生まれ。天牛堺書店、紀伊國屋書店を経て2022年に清風堂書店入社(2025年2月末で閉店)。
X(Twitter)@Silver_Hammer6

秋 峰善(Shu Pongseon)
千葉市稲毛区育ち。2024年3月「秋月圓」創業、『夏葉社日記』刊行(第3刷)。2025年1月「シリーズ人間」創刊(「新世界」)。趣味は将棋(歴3年)とサッカー(歴30年)。
X(Twitter)@shugetsuen

執筆者プロフィール

1月24日(金)

モリモト印刷さんから新刊『トレーニング』(「シリーズ人間」第1号)が届く。段ボール箱6つ。なかに予備のカバー300部が入っている。もし本が戻ってきてカバーに傷があれば、夏葉社のように巻き直しをするのだと息を呑む。いざ開封、あまりの美しさに感嘆。装丁・組版を担当してくれた山内宏一郎(SAIWAI DESIGN)さん、装画・ロゴを描いてくれた散歩鳥さんに改めて感謝。カバーの青、本表紙や本文用紙、なにもかもが完璧。イメージ通りの出来、大満足の一作。まずは著者である木耳さん、そして校正者さん、山内さん、散歩鳥さんに献本。よくわからないシリーズにもかかわらず、日本全国60以上の本屋さんから注文をいただく。これから年3冊ペースで刊行予定。木耳さんにサインをもらい、ピッカピカに手を洗って、いざ梱包作業。2月末に閉店する清風堂書店さんからの注文もある。納品書に宛名(店舗名)を書きながら、「まだ一度も行っていないのに……」と嘆く。からだは疲れるが、楽しくてしようがない。本屋さんに送ったあと、いちおう島田潤一郎(夏葉社)さんにも献本。本がつくれるようになったのは「師匠」のおかげ。ぼくはこのことを死ぬまで忘れない。執筆した『夏葉社日記』だけでなく、編集した『トレーニング』にも注文があって安心する。やっと編集者になれた気がする。いや、まだまだ編集者にはなれない。ずっと「編集者になりたい」と思いたい。


↓【新刊】木耳『トレーニング』(「シリーズ人間」第1号)↓

いいなと思ったら応援しよう!