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"鬱"ってなに?

【鬱ってなんだろう】

こんにちは、Shioです♪
私は躁鬱病(最近では双極性障害と呼ばれています)を患っている者ですが、今回は"鬱"のことをお話したいと思います!

①"鬱"って?

みなさん、日常的に、"鬱病"とか"鬱状態"とかってワードをよく耳にするんじゃないかなと思います。

テレビでも、芸能人が鬱になって活動休止したり、ドラマの登場人物が設定で鬱になったり.........。
そして、読者様自体が、いま鬱状態かもしれないし、身内や友人が鬱病、なんて方もいるかもしれません。

いまや鬱ってそんなに珍しいものじゃないんです。そもそも"鬱"って果たしてなんなのでしょうか?


②"鬱"の一般的な定義

鬱病は、気分障害のひとつです。
一般的に言われる"鬱"を、ネットなどで調べてみると、「気分が酷く落ち込み、憂鬱になる」「眠れなくなる、疲れやすくなる」「無気力になる」といった説明が出てきやすいと思います。

まさにそうなのですが、症状は人によって個人差がありますので、一概に「鬱病の人はこう!」っていうのはないですし、一般化してされてしまうのは当事者にとってはキツかったりします。

でもある程度共通点はあるかと思いますので、そのへんは説明していきたいと思います。でも人それぞれ、症状はちがうんだな〜と思っておいてくれたら嬉しいです♪


③"鬱"になるとどうなるの?
※(しつこいようですが)個人差あります

1.憂鬱感や絶望感

ひどく憂鬱な気分になり、誰となにをしていても楽しくなくなります。24時間そんな感じです。もう何もかもが絶望的に思えてきて、「なんでわたしは生きてるんだろう」「もう楽しいことなんてない、生きてる価値がない」とさえ思ったりします。人によっては、「世界がグレーにみえる」「世界から色がなくなった」と表現される方もいます。

私の場合、面白いはずのテレビを見ても笑えず、好きだった音楽も「うるさい!そんな気分じゃないんだわたしは!」となります。何をしようと、まっっったく楽しくありません。

私が鬱で無表情なあまり、友人からめちゃくちゃ笑われた記憶があるので(冗談で)、見てわかるくらいしんどかったんだと思います(笑)


2.無気力

勉強や仕事、家事、もうすべてがしぬほどめんどくさくなったりします。もともと好きだったことや趣味も楽しめなくなってしまったり。

前はやりがいを持ってやっていた仕事なのに今はまったくやる気が出ない、家事が進まない、家から出るのも億劫、人と会ったり関わったりするのもどうしても気が塞いでしまい面倒くさい、など…。

田中圭一さんの『うつヌケ』という本では、「まるで脳が濁った寒天で包まれているような 頭にいつも もやがかかったようなボヤ〜ッとした感じ」とも書かれていました。活字が頭に入らない、音楽に感動できないなどとも書かれています。

私も実際に、活字が頭にいっさいはいってなこない、文字がぜんぶゲシュタルト崩壊して見えるぞ?!なんなんだこの世界は…とわけの分からないことになっていました(笑)


3.不眠・食欲低下

これもほんとうに個人差があるのですが、寝付きが悪く、眠りの質も悪くなってしまう、だから朝起きれない〜…という人が多いかと思います。
逆に、1日の半分以上寝ているというような、過眠になってしまう人もいるようです(私個人の話ですが、眠剤が多すぎたせいか、いっとき1日16時間寝ていた時期がありました笑)。

そして、食欲もなくなり、すきなものを食べてても、「なんだか味がしない」「おいしくない」と感じ、食べる気力がなくなっていきます。
こちらも逆に、人によっては鬱の時は過食に走ってしまう人もいるみたいです。私の場合、酷い鬱のとにには食欲がわかないし、なんか食べても味がしない…もういらない…ってなったりします。

こちらも個人差かなりあるようですね。

睡眠もとれず、食事から栄養もとれず、どんどん体もだめになっていって、そうすると心も体も鬱になっていって…の悪循環ですね。
睡眠不足や偏った栄養により、体にもかなり不調が出やすくなると思います。


4.自殺願望・希死念慮

鬱になると最悪の場合、"自殺願望"・"希死念慮"を持つようになります。

"自殺願望"は、人間関係など特定のことから逃げたいがために自ら命を絶ちたいという願望ですが、それに対して''希死念慮"とは、具体的な理由はないけれど、漠然と死を願うことです。

どちらにせよ当事者はほんっとうにほんっとうにしんどくて辛いし、周りの人たちもとても心が痛いですよね…。

鬱がMAXなときにスマホで「自殺 簡単」とか「楽に しねる 方法」とか検索したり、実際にやろうとして思いとどまった、なんてひともいるかとおもいます。私も調べたりしてみたことがあるから、お気持ちとてもわかります。


【最後に伝えたいこと】

"鬱"ってこんなかんじだよーということを説明しましたが、大切な家族や友人、パートナー、職場の仲間が鬱になってしまって、どう接してあげていいかわからないよ〜といった方もいらっしゃるのではないかと思います。

これもほんとうに一概に言えない事なんですが、わたしの場合いっちばん言われたくないことは、「"鬱"だなんて甘えてるだけでしょ」「やりたくないことから逃げる言い訳」「そんなの気の持ちようだ」といった言葉です。当事者の方、もしかしたら同じようなことを言われて苦しんだ経験があるんじゃないでしょうか?

(これも一概には言えないのですが)基本に"鬱"っていうのは「甘え」だとか、「気の持ちよう」ではないんです。

"鬱"というのは脳の異常のようなものから起こるのだそうです。そこに、ストレスや環境の変化などのきっかけがあって発症しやすくなるそうなんですね。

脳がその人を"鬱"にさせているわけですから、本人の根性とか気合い、気の持ちようじゃどうにもならない部分が多いんです。もちろん、ちょっとした心がけや本人の努力で改善できる部分はあるかもしれないですが、症状が重い方は特に、なかなか自分の意志ではコントロールが難しいのではないかなと思います。

「鬱の人に頑張れと言ってはいけない」っていうのが通説というかよく言われることなのですが、これも本当に人それぞれなんだと思うんです。
中には、「頑張れ」って言ってもらえた方が力が出る人もいるかもしれないし、励ましの言葉がプラスになる人もいるかもしれないです。

私の場合は、鬱で調子が悪いときは「あなたは今休むことが仕事だよ」「また元気になったら頑張ればいいんだから、今は自分を甘やかしていいときなんだよ」と安心させてくれるワードを言われると、ほっとして休むことができ、結果的に持ち直すことができたりします。

鬱の時に、どのように声をかけてほしいかは結構人によるので、もしご本人に聞けるのであれば、「調子悪い時言われたくないワードあるかな?」「どんなふうに言葉をかけたら楽にさせてあげれるかな?」「なにかしてほしいことある?私やっとくよ〜」といった感じでさりげなーく聞いてみてあげたらいいかもしれないです。人によっては、「本当に今はほっといて!」って人もいるだろうし、逆に、「心細いから構っていてほしい」って人もいると思うんです。その人の性格とか、そのときの状態によって、周りに言ってほしいことしてほしいことはきっと違うと思うので、そのときのその人に合った対応を、ぜひ、してあげてほしいです。

周りの人からしてそれが難しいんだってことは充分承知なのですが……(汗)ただ、できるだけ、その人の気持ちに寄り添ってあげてほしいなって私は心から思います。


【まとめ】
といったかんじで説明しましたが、個人差はもちろんあるにしても、これを読んだだけで、"鬱"って恐ろしくないですか?当事者の方は、そうなんだよ〜!困ってるんだよ〜!!!助けてくれよ〜!って思ってるかもしれません。

けれども、大丈夫。いつかその鬱は絶対に今よりも楽になるし、世界にはいま鬱で苦しんでる人たくさんいるから。あなただけではないのです。安心してください、仲間がたくさんいますよ(安村ふうに)。

また、メンタルで苦しむ人類のために、記事書きます。次は、鬱の原因や、鬱の時の過ごし方など発信していきたいとおもってます。躁のほうも、追々書いていけたらなと。


最後まで読んでくださってありがとうございました!とりあえずでいいんです、とりあえず、私と一緒に生き延びましょ。


Shio



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