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子どもに「なんでやらないの?」って思うとき

親と子どもは鏡のような存在。

もし子どもに「なんでちゃんとやらないの!」とか「あなたは口ばっかりなんだから!」と言うことが増えているなら、それはもれなく、親である私たちがやるべきことをやってないってことだし、口先ばっかりで行動していないってことなんだろうと思います。

もちろん心から「子どものことを思って」言っているときもあるのかもしれない。でも、少なくとも私の場合、子ども(や夫)への不満や小言が増えるときは、間違いなく自分自身を何かしら大事にできていないとき。

大事にできていないっていうのは、自分自身のケアを怠っているということかもしれないし、休めていないということかもしれない。逆に、何か夢中になって頑張ることや、何かに向けて愚直に行動することを諦めている、あるいは避けているのかもしれない。


今回、起業塾を受講するにあたって決めていたことがありました。それは、

言われたことを素直にやってみること

出された課題、宿題のあれこれ、そして課題や宿題ではないけれど「これやってみてね」とサラッと言われたこと。とにかく素直に言われたとおりにやってみようと思ったのです。

今はまだ、自分が「自分の神話」を生きられてないから塾の受講に踏み切ったわけで、それはイコール「自分にはできていないことがある」と認めたということ。だったら教えてもらったことをやってみるしかない。

わかったつもりになっていること、知ったつもりになっていること、できたつもりになっていること。いっぱいありそうだな、と。

もちろん、やってみて、できるじゃん! わかってたじゃん! 知ってたじゃん! ってことも出てくるかもしれないけれど。それだって、やってみないことにはわからないのだし。


自分を整える方法として勧められたひとつが「お散歩」。普段、私は夫と一緒に夕方の時間にウォーキングをしているから、お散歩の課題を聞いたときに「それ、私やってる!」という言葉が頭をよぎりました。

でも実際に「ひとりで」「できるだけ朝の時間帯に」「ウォーキングではなくお散歩」をやってみたら、目に入るもの、聞こえてくるもの、肌で感じるものが夫とのウォーキングのときに感じるそれらとは全然違ったのです。

刈り取られたあと、すぐに新しい緑が

夕方暗くなってからのウォーキングは、当たり前だけど周りがほとんど見えません。目に入るのは、街灯と車のライト、そして住宅から漏れる灯りだけ。それに、夫と会話することが夕方のウォーキングの目的だったりもするから、あまり周囲に注意を払わない。

でも、ひとりだと会話せずに歩くので、おのずと自然の様子に意識が向くし、さらには自分の内側の変化にも敏感になるようです。その日の体調とか、その日の気持ちの調子とか。

まだまだ今日は6日目。1週間も経ってないので、私が感じられている変化はほんの少しだとは思うけれど、実際にやってみたからこそ、感じられた変化でもあります。


ヨガを始めたときも思ったけれど、なんでもスタートが肝心というか、スタートしてから、それが習慣になるまでがひとつのハードルなんですよね。始めた当初はいちばんテンション高く「やったるでー!」と思うんだけど、数日も経つと、自分の怠け心やズルい気持ちが出てきたりする。

今日くらいサボってもいいんじゃない。
適当にやっとけば、それなりに結果出るでしょ。
誰も見てないから、黙ってればわからない。

みたいなの。三日坊主になる黄金パターン。

軽やかに生きることはとても大切だと思うし、それには賛成。何事も眉間にシワを寄せて、嫌々ながらやる必要はないと思っている。

でも、自分がやりたくてやっていることに関してさえも、そのスタンスでいるのって、本当にもったいないことだなと思うんです。時間もお金も。


最初の話に戻るけれど、ここ数ヶ月くらい、子どもに対して「なんで動かないんだろう」「なんで行動しないんだろう」と感じることが増えていました。

でも、動かないように見える子どもに対して不安や不満を抱くのは、きっと私自身が動いてないからなんですよね。自分が動いてないから、子どもが動いていないように見えて不安になる。自分が行動してないから、そんな自分を子どもに重ね合わせて、不満を感じる。

子どもを通して自分を見ている。本当に親子って鏡だなあと思います。


自分を整えるということにおいて、ほぼ毎日ヨガをやっているし、夕方のウォーキングもやっている。それにくわえて、お散歩に瞑想かー。なんか忙しいし、仕事する時間が減っちゃうな。そんな風に頭は言ってくるけれど。

これも思考のクセのようなもの。思考の自動再生をうまくかわしつつ、何よりも自分との約束を果たす時間を今は最優先に確保していこうと思うのです。


福岡は気温が下がり、ずいぶんと過ごしやすくなりました。お散歩には最高の季節。やらなきゃいけないことがあるのに動けないでいるあなたにとっても、やりたいのにやれずにきたあなたにとっても。今がそれをスタートするのに最高の季節かもしれませんね。









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