子供の「欲しい」はどこまで叶えてあげるか?
先日テレビで昭和のあれこれを紹介する番組を見ました。そのときよく出てきた発言で「お金持ちの子はもってて〜」「欲しくても買ってもらえなかった」というものがありました。
私は平成生まれなので世代が違うし比較は難しかもしれませんが、「みんなが持ってるから、〇〇ちゃんが持ってるから欲しい」とか「何で買ってもらえないの?」とあまり思ったことがないことに気づきました。
本当に欲しいおもちゃを買ってもらえるのは誕生日だけ、クリスマスはサンタさんがおもちゃを持ってきてくれる、そんな普通な家庭だったと思っていましたが、思い返すと流行りのおもちゃは家にあったようなイメージです。
理由を考えてみると2つありました。
1つ目は母がゲーマーだったことです。
母はゲームが大好きでファミコンから始まり私が生まれる前からゲームを楽しんでいました。そんなこともあり、母がやってみたいと思うゲームはあまり誕生日など関係なく買ってもらっていました。ただし母も一緒に遊ぶというのが条件で、所有者も母でした。そんな感じで母と弟たちとみんなでゲームをしていました。
2つ目は兄弟のおもちゃでも遊んでいたことです。
私には弟が2人います。例えば弟がドンジャラを買ってもらったとすると、確かに弟のおもちゃではありますが結局みんなで遊ぶので自分が持ってる感覚になっていました(弟よごめん)。それが兄弟3人なので年3回+クリスマスがあると常に何かしら新しいおもちゃがある感覚でした。
私も弟たちも割と好きなおもちゃや遊びは中性的だったし、お互いが全く興味のないおもちゃは少なかったように思います。
ゲーマーな母と弟たちのおかげで、私は「みんなが持ってるから欲しい」みたいな気持ちはあまり感じず生きてきたんだなぁと気づきました。いずれにしてもそれだけ買ってくれていた両親に感謝です。
「みんなが持ってるから欲しい」という気持ちがなかったから子供の頃にコミュニティ内であまり卑屈になることはなかったし、大人になってから物欲はあまりないし、その点恵まれて生活できているなと感じています。
そして、我が子にはどうしていこうかと悩み中です。
まだ1歳なのであれこれ欲しいとはなりませんが、これからどこまで「欲しい」を叶えてあげるのか…サンタ業でついつい散財してしまいそうな今、いろいろ考えてしまいます。