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覚えていますか?あの伝説の歌手を。

私が初めて「山口百恵」という存在を知ったのはちびまる子ちゃんのテレビの中だったと思う

そこから私も大人になり改めて百恵さんの
楽曲を聴き声に惚れた。

私が生まれる前の出来事だから知るはずもないが、21歳で結婚して引退したと後々知った。

1980年10月05日
山口百恵さんが日本武道館で歌手活動、最後のDVDを手に入れた。
コンサートでは、少し小洒落た服を着た男女がびっしり並んで座っている。

「百恵ー!!」「百恵ちゃーん!!」
「ヒューヒュー!!」「幸せになってねー!」

歌うギリギリまでたくさんの声が百恵さんに届いて欲しいと叫ぶ人たち

「友和さんとお幸せに」という旗も大きく吊るされているほど、みんなから
祝福されながら今日引退する。

百恵さんのイメージは楽曲、プレイバック2でのかっこいいクールな女性。
笑顔はみせず、おしゃべりもせず、淡々と歌いこなす姿。

でも、実際は曲に沿って自分を作り上げその
登場人物のになりきり、表情やしぐさ、手つきを変えていることを意識していると本人が言っている。

時にはお客さんから「あなたは怖い人なのね」「その曲はパチンコに支障がでるから聞きたくない」と言われたことがあるというエピソードをお客さんがクスッとなるようにお話する姿を見た時に、私の知っている百恵さんとはかけ離れた可愛らしい笑顔とその場を盛り上げる達者なMCトーク力。

この映像を見た時、何回も「21歳」なんだよな〜と。
考えさせられた。いくら大人の人と一緒に仕事してきたとはいえこんなに落ち着いてて自分よりも何十歳もの年上の人たちを目の前にして堂々と歌い踊っていてたくさんの人に愛されている。百恵さんが歌手になって8年、、、ということは13歳から仕事を始めているわけであってこの大人びた容姿と話し方は、いつ見ても聞いても気品があり憧れる。

そして、私が1番衝撃を受けたシーンがある。
最後に歌う曲の前に百恵さんがファンの人達に
涙ながらに今までの感謝の言葉を話している「私はお嫁に行きます、こんなわがままを許してくれてありがとう、幸せになります」

愛する人のために尽くす
自分の人気絶頂の時に引退という選択をして
ステージから、テレビから姿を消す決断。


人気があるからとか、今まで応援してくれた人達の配慮や周りの環境とか色々あるとは思うけど、それを置いて「自分の道」を貫く姿勢は同性として人としてカッコイイなと思った。

女は、愛されることができる。子どもを授けられる。嫁ぐことができる。家庭に入れる。
そして、母になれる。
女にしかできないことがたくさんあることに
誇りを持っているように感じた。

今は、結婚や子育ての仕方も変わり人のそれぞれの幸せがあるからあの頃の考え方とは違うかもしれないけど私は、同じ同性であることや
百恵さんのたら価値観に触れることができて
時を超えたとしても嬉しく思う。

引退コンサートのDVDが自分の手元にあることが何より貴重でずっと大切にしていきたい。

日本の伝説歌手としてこれからも世に知れ渡り
名を残していくに違いない。

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