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樹木希林さんが伝えたい本当の9月1日。

9月1日、、、。
この日に何が日本で起きているのか私は何も知りませんでした。
学校で勉強した8月6日に広島原爆投下された日や8月15日終戦日のような
その月日によって、大切な意味をもたらす日付がありますよね。

9月1日は、、小中高生がこの日に自殺してしまう最も多い日なんです。
夏休み明けに学校に行くのが苦しくて行きたくなくて選んでしまう選択肢

この事実を知ったのはSpotifyのポットキャスト、「ホントのコイズミさん」より
21”「母、樹木希林から受け取った命のバトン」を聞いたのがきっかけでした。
本も出版されていて「9月1日母からのバトン 樹木希林 内田也哉子」
を合わせて読み、若い方が死を選んでしまう背景や社会問題を知り
さまざまなことに目を向けることができたので改めて自分の言葉にして、感じたことや伝えたいことを夏休みが明ける前に、noteに綴りたいと想いました。
気になる方は最後まで読んでいただけると幸いです。


学校に行きたくなくない、行けない理由はさまざまで家から出れなくなり
不登校になってしまう。学校ではいじめや疎外感を感じてしまいそのことを
家族に言えない、心配をかけたくないと一人で抱え込んでしまう。

大きく言ってしまうと、世の中から許された存在じゃないと思ってしまうから
死を選択してしまう。


家にいるからと言って学校から逃げたわけではないということ。
本人にしてみればここから、自分の居場所探しが始まります

私の経験からお話しすると、、、。
学校に居ると集団行動に馴染めなかったり苦手意識があると、孤立心がどうしても強くなる。友達といないだけで「あの人1人なんだ、可哀想」っていう目で見られる。そしてそれがわかってしまうし
それが窮屈になり誰かと合わせないといけない、、、と無理をしてしまう。
それが一番しんどいことです。

私は、アルバイトをしていたのでそこが私の居場所となり気を許せる大人が居てくれたおかげで今があります。

本の中でもたくさん触れている居場所作り
世の中、学校だけが居場所でなくて10代20代でも自由に活動していいんだよ
という環境作りを大人が手助けしてあげるだけで救われる命が一つでも増えるということ。

誰が悪いわけではなく、一人でどうしようもなくなってしまった時
友達や家族以外の第三者の人と関われるような環境に身をおけることが
大切なんです。

本の中で樹木希林さんの言葉が身に染みたのでここに残しますね。

日本の日常用語ってほとんどが仏教用語なんです。
「ありがたい」っていうのも漢字で書くと「有難い」、難が有る、と書くんだよね。
人間がなぜ生まれたかといえば、難を自分の身に受けながらも成熟していって、最後、死に至るため。成熟って、難がなければできないの。
だから私は、「なんで夫と別れないの?」とよく聞かれますが、夫が私にとって有難い存在だからなんですよ。
無傷だったら人間として生まれてくる意味がない。ただ食べて、空気を吸って寝ておしまいじゃあね

9月1日母からのバトン

人間が生まれて死ぬまでの教訓はこの言葉一言に尽きるなと感じました。
私は28歳だけど、希林さんは破天荒の夫と別れずにいたこと、世間を賑わせていたことは知っていました。
みなさんも不思議に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
答えはここにありましたね。
有難い存在だったから、、、。

でも、人生の中でそうゆう存在の人に出会える確率ってどのくらいあるのだろう、、。
希林さんはたまたま、夫だったかもしれませんが、、、難がある人と時に一緒に生活して時間を過ごしてきたからこそ、この言葉が生まれたんだと感じました。

(余談ですが、、、)
私は誰かいるだろうかと考えた時に一人だけいました。
それは、、、。母ですね。
母に難があるからではなく、私が難有りだから母をよく泣かせてしまっていたんです。
なのでその娘に向き合わないといけない母と難と向き合わないといけない私はお互い有難い存在なのだとこの本を読んで気付かされた気がします。
実は一番近くにいる人が「有難い存在」なのかもしれませんね。

一つのことに目を向けて本を読んだり学びを得たら思いもしないところで気づきがあり、どんどん自分と向き合うきっかけを創っていくのも大事なことだなと学びました。

長くなりましたが、ここまで拝読していただきありがとうございます!

本とSpotifyポットキャストのリンク貼っておきます。
ぜひご自身でこの先の未来のこと、
楽しみながら生きられるきっかけが見つかることを祈って、、、。
きっと誰かがあなたに寄り添ってくれます。



https://open.spotify.com/show/1DwTm7vb6AFLcKQuSCLWuB



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