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JO1白岩瑠姫くんのファンが小説『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』を読んで思ったこと

ネタバレなし
(引用部分は、新書の表紙、野いちごのあらすじ部分から引用)

『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』あらすじ



〈丹羽 茜〉

マスク依存症の少女
心に負った深い傷が癒えないまま
優等生を演じて生きている


〈深川 青磁〉

画家を目指す少年
自由奔放で好き勝手な性格
誰にも言えない秘密を抱えている

『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』より


JO1とは

2019年社会現象を起こした日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で、視聴者である“国民プロデューサー”によって101名の中から選ばれた11名で結成されたグローバルボーイズグループ。
グループ名「JO1」(ジェイオーワン)には、「PRODUCE 101 JAPAN」で一緒に夢を目指した練習生たちが1つになって、世界の頂点を目指していくという意味が込められている。

JO1OFFICALSITEより



登場人物と瑠姫くん

私の感想として『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の登場人物とJO1の白岩瑠姫くんについて述べたい。


瑠姫と青磁

この2人は似ていると思う。
目をひく髪色と瞳。全身から放たれるオーラ。自分の考えをしっかりと持っていて、自分を貫き通すところ。
そして、器用そうに見えて不器用なところ。
他人から見るとなんでもすぐにできそうで、世渡りがうまそうに見えるけど、
裏ではひとりで自分と向き合って考えて、ちゃんと葛藤しているところ。
私はそんな2人が好きだ。

2人は発言も似ていて、私が小説を読んでいる時は青磁くんのセリフが瑠姫くんの声で脳内再生された。

「この穏やかな時間がいつまでも続いて、終わりなんかないみたいに思えるけど・・・・・・違うんだよな。いつか必ず終わりは来るんだ」

『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』より

この青磁くんのセリフが瑠姫くんっぽいなと思うので好き。

私は最初に夜きみを読んだ時、白岩瑠姫くんは深川青磁くんの良いところをギュッと集めた人だなと思った。



瑠姫と茜

小説を2回読んで気づいたのは、瑠姫くんと茜ちゃんも共通している部分があることだ。

それは、自分の他の人からの見られ方をを常に考えているところだと思う。これは悪いところのように聞こえるかもしれない。実際、小説の中で茜の負の側面として描かれているように思う。

しかし、この特徴を持っていることは悪いことだけではないと思う。

人からの見られ方を考えているということは、人の気持ちがわかる、人から求められていることがわかるということだと思う。
この能力は、アイドル、芸能人という職業において重要な能力だと思う。だから、瑠姫くんはなるべくしてJO1になったんだなとも感じた。

(茜ちゃんは瑠姫くんと違って高校生であるし、この性格を発揮しすぎた結果、自分を見失ってしまったところがあるのだと思う。)



自分を持ちながら、他人に幸せを与えることができる。私はそんな瑠姫くんを尊敬している。
だから、瑠姫くんに似ているところがある青磁くんも茜ちゃんも好きになったのだと思う。



茜と青磁、私と瑠姫くん

思いもしなかったんだ。私の世界が変わるなんて。

『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』より

私は茜が青磁に持っている気持ちと同じような気持ちを瑠姫くんに持っている。
私の世界を変えてくれたのは紛れもなく瑠姫くんだ。瑠姫くんのパフォーマンスだ。瑠姫くんの言葉だ。

私は自分の過去が嫌いだった。後悔しかなかった。やり直したいと思っていた。
そして、自分に自信がなかった。自分には何もない。そう思い込んでいた。
しかし、瑠姫くんが過去の辛い経験も自分の糧にして、今を生きている姿を見せてくれた。デビューという夢を叶えても、次の夢に向かって走り続ける姿を見せてくれた。
自分の経験から考えたことを言葉にして伝えてくれた。
だから、私も今を生きていこう、未来に向かって生きていこうと思えた。
このことから、まさに瑠姫くんは私の世界を変えてくれたといえる。

そんな恋愛的に好きとはちょっと違うかもしれないし、そうかもしれない好きを茜も私も持っていると感じた。

(クライマックスあたりに茜が青磁にこのことについて話すセリフがあるのでぜひ読んでほしい。)

原作を読むか迷っている方へ

私も最初は映画を見てから読むか、すぐに読むか迷っていた。
しかし、結果的に原作小説を映画を見る前に読んで良かったと思っている。青磁くんと茜ちゃんのことを好きになれたからだ。
恋愛映画不安だなと思っている方も、登場人物に感情移入することができればその不安も和らぐと思う(個人的には)

しかし、意外と文章量は少ないので
最初は映画で見て、小説を読んで、
また映画を見に行くということも可能だと思う

原作小説は野いちごで無料で読めるので、気になる方は今すぐ読んでほしい。

また、映画は原作小説から省かれる部分や変更になる部分もあると思う。この作品は特に間が大切な作品だと感じるので、省かれるエピソードが多いかもしれない。なので、私は映画と小説は別物と思って見たい。
だが、小説の雰囲気を残しつつ、映画ならではの良さが入った作品であることを期待しているし、そうなるだろうと思っている。

最後に

私は瑠姫くんが出演する映画をきっかけに夜きみを知り、この作品と作者である汐見夏衛さんのファンになった。私の人生の中でも大切な作品に出会えた。
このご縁を大切に映画公開まであと5ヶ月
楽しみに待っていたい。

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