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サイレンス・リトリート 前編
今年の年末も、タントラライフジャパン主催の宿泊型リトリートで
スタッフをさせてもらいました。
今年のテーマは、「サイレンス」。
僕らは喋り”すぎる”
僕らは考え”すぎる”
僕らは食べすぎる”
僕ら現代人はなにかど”すぎる”・・・
タントラは身体から始めます。身体を寺院と捉えます。
身体はとてもシンプルで、とても神聖です。
身体言語はわりと正確だ。
嫌だ、好きだ、気持ち悪い、気持ちいい・・・
従わないのは思考であり、身体はわかってる。
でも、体験を分かち合うには言葉がいる・・・言語化もなかなか難しい。
う~む、言葉は尼介でもあり便利でもあるツールである。
「足を知る」という言葉があります。
多く持つことが豊かとは限らない。
持たない豊かさ。
話さない豊かさ。
「足を知る」の後に続く言葉は「富む」で「足を知るものは富む」なのです。
1年の終わり、24年の終わり、いろいろあった1年の最後に、
自分と、沈黙という豊かさと共に過ごしませんか?
デジタルデトックス、マインドデトックス、情報仕入れやスマホから離れ、
過度のおしゃべりを止める。
これって世の中でほとんどの場合「喋らないなんて耐えられない」とか言われますけど、逆に「富」だと思いません?
このリトリートは基本サイレンス(沈黙)の中進んでいきます。
タントラとサイレンス??
と思う方もいる方もいるかもしれませんが
タントラというワークは頂きと谷を行き来します。
そのギャップを感じ、ギャップをみていきます。
言葉と言葉なき世界、動と静の世界、そのギャップを見にきませんか?
有意義な実験的4日間になるかと思います。
期間中スマホは使えません・・・時々スマホのない世界に身を置きましょう♪
こうやって言葉で読んで、
ふ〜ん、とわかった気になるけど
これを体験することは、
文字で感じる何倍も濃くて、ジューシーで、ギフトだった。
何をするのか、とか どうやって合宿が進むのか とかは
守秘義務のため書けないんだけど
少しでも気になったら
どこかでイベントに来てみて欲しいと心から思います。
きっとまたサイレンスを取り扱ってくれる日もあるはず。
さて、utaが感じてたこと。
瞑想中は
意識をできるだけ自分の体に向けるんだけど
それをしているはずなのに
いつのまにか意識が遠〜いところへ行ってしまう。
気づいたら未来の予定や段取りを考えてたり、
過去の悩みや問題についてぐるぐる考え事をしていたり。
そのことを考えている必要はないのに、
考えたら状況が好転するわけではないのに。
あとこれはutaあるあるで、頭の中で音楽が流れて、止まらない😭
これを総称してわたしは宇宙旅行と呼ぶ 😆
意識が宇宙まで飛んで、今ここにおらず旅行しているようだから。笑
ヨガのグルジが言うように
人間のマインドは「酔っ払った猿のように」
次から次へと脈絡なく移動し続ける。
一つの事柄から関係ないことを連想したり
浮かんできたものをどんどん掘っていったり。
昔に行ったり未来に行ったり。
ただただそれを繰り返す。
で「あれ、今なにやってたんだっけ」って、、。
苦しくなっちゃったりね。
まるでスマホを触っているときみたいですね。(スマホがそのようにデザインされt)
まあ、それがマインドのnatural stateなのだけど
それに翻弄されずに、気づいて瞑想にもどること
が、鍵となる♩♩
タントラというフィールドでは
割と体を動かしながら瞑想することが多いんだけど
今回のサイレンスの瞑想に限っては
何もしないが故に
いかに無意味な思考に普段翻弄されているかが
くっきりとあからさまになっちゃう。
結構な高確率でいつも宇宙旅行に行ってる。
(よくわからない人は座って目を閉じて
お腹の動きを感じながら呼吸してみたらいい。
別のことを考えない、というのは意外ととても難しい。
そして
宇宙旅行に行ってる間
自分の内側は全然サイレントじゃない。
なんなら、めっちゃうるさい。
みんなでしーんと静かにホールで瞑想して、
音は一切してないのに、うるさい。
なんてこと!
だけど、宇宙にいることに気づいて
宇宙から帰って体に戻ってきて
一瞬、瞑想が深くなった時、
す〜っと静かになる瞬間がある。
ごく稀にね。
宇宙旅行にいかに行きまくっていたかに
謙虚に気づけたことは収穫だ。ずるい自分はいつも自分に見えてる。
特にサイレンスなんて、「できました」と言っちゃえば
それで終わりにもできるんだから。
もっとからだに必要な物事だけを削ぎ落としてやっていきたい。