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「普通」になりたかった。



周りから「変わってる」とか、

「宇宙人だよね(笑)」とか、

「本当に変人(笑)」とか。

よく言われることがあった


ときには「おもしろい子だね」とか言われていたけど、

言葉選びの問題であろう



小さい頃は気にしたこともなかったし、

気付くこともなかった。




いつからかは、確かには覚えていない。



中学生だろうか、

高校生だろうか…。



自分がおかしいことに気づいた。

自分が"普通"じゃないと気づいた。



「不思議だね」の言葉に傷ついた。

「変わってるね」の言葉に傷ついた。




私だって"普通"になりたかった。



でもなれなかった。

どんなにもがいても足掻いても、


"普通"になんて、なれやしなかった。





この頃から人に合わせるようになった


自分がどうしたいかがわからなくなった


自分の意思が、消え去っていった。




"普通"に憧れて、他人に合わせるだけのロボットみたいな人間になった。




普通ってなんだろう?



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