神経系ゴルフスイングと物理系ゴルフスイング
当初私が「スポーツ物理学」を提唱した時バッシングの多さに呆れた想いがあった。
「人間は物体じゃない❗」という反対派の主だった意見だった。しかし、それは研究の進展を妨害することしかしていない現実を理解して欲しい。学校教育の体育によって「運動神経」という神経系パフォーマンスが常識として流布されてきた。神経系とは、器用な手先や足先を主導させて身体全体の動態を司っている。まさに竹トンボの羽を弾いてプロペラを回しているような動態になっている。これではほぼ絶対に竹トンボは飛んで行かない。反対に欧米人が狩猟民族の頃から培ってきた、より協力なパワーを発生させる為に竹トンボの軸発動させるべく手先、足先は動力伝達の終点であるべき動態を採用している。竹トンボの羽発動でも軸発動でもその外観は人間の眼から判別が出来ない。これが日本人プロゴルファーが世界からある一定の距離をもって離されている証拠なのだ。ゴルフルールに、「ゴルフスイングは自身の身体を物体として動かしてはならない❗」というルールが有るならいざしらずそんなルールは存在しないのでパワーをより発揮させる為に体育教育では習わなかった物理的人体の動作をすべきだと言わなければならない。私がタイガー・ウッズのスイングを教える時竹トンボ的動態を教えるしかないので多くのゴルファーたちがバッシングを繰り広げてくれる。説明する項目全てが体育教育には無いので否定することは致し方ないけれど神経系ゴルフスイングはロースコアを出すことに対してもデメリットしか無いので一日も早く改善して欲しいものだ。