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現地校 VS インターナショナルスクール

引っ越しの度に子供は現地校に通い、新しい言葉を学ばせています。

今日はその理由をお話ししたいと思います。

海外現地校 VS インターナショナルスクール

生まれてから4ヵ国目の引っ越しをした7歳児の我が娘。

引っ越しの度に、「どうする、今回はインターに入れる?」という話をします。インターナショナルスクールはどこの国にも大体あり、私立です。

国際転勤が多い家族はほとんどがインターナショナルスクールに子供を入れます。そうすると引っ越しても教科書や習う内容がほとんど変わらず、子供に負担が少ないのです。大きな都市には日本人学校もありますが、少し規模が小さくなると英語のインターのみになります。

でも我が家は、夫がアメリカ人で結構、教育熱心。

インター = 英語の学校に入れても、もう英語喋れるし、結構自分で本を読んでいる。私も本格的に英語の読み書きは大学からでもほとんどネイティブに近くなったので、やっぱ本人のバラエティを増やすために現地校、に入れよう!

うん、現地校のが安いし、家から近いし (←こっちが本音・・・・。)

現地校の授業料はただ、というところがほとんどのヨーロッパ。今のところ、払っているのは給食代くらいです。週二回で月4000円程度。

前の学校はオヤツ+給食が週4回出て、月に1万5000円くらいでしたが、ほとんど確定申告で返ってきます。

インターナショナルスクールは遠いし、高い。

場所にもよりますが、子供一人あたり、月に10−15万くらいです。ゲントに比べたらヴェネチアは安い方、でしたが、通学に1時間(往復2時間)でしかもそこの学校は数学のみイタリア語で習います。それだったら現地校でいいか、と思い、今回も現地校です。(パリ、香港、ベルギーも全部現地校でした)


現地校の良いところは、先生や生徒が構ってくれるところ。ヨーロッパの混血や移民が多いので、言葉が喋れない生徒の扱いに慣れている気がします。娘がクラスで仲良しのお友達もバングラデッシュ人がいます。

ゲントの時も、生粋のベルギー人カップルの子供はほとんどおらず、みんな片親が違う国から、もしくは両方の親が違う国から来ている子供がほとんどで、迎えに行くと、「Aちゃんちはフランス語、Bくんちは中国語、Cちゃんちはアラビア語だけど、日本語喋るの私だけなんだよねー」とちょっと自慢げに話していたうちの娘。


私は1000人生徒がいる小学校で、片親が外国人だったのは私たち兄妹と、ドイツ人パパの男の子で計3人しかいませんでした。ハーフは肩身が狭い、と思いながら育ってきたので、娘の世代は同じ様な境遇の子が沢山いるて良いな、と思います。


何歳までだったら、現地校に入れる?

中学校や高校で転勤、となったらやっぱり英語の学校や、喋れる言語の学校に入れたいな、と思います。15歳から更に違う言語、例えばアラビア語、とかは可哀想だなと思います。

でもヨーロッパだったら、オランダ語とドイツ語も似ているし、フランス語とイタリア語とスペイン語も似ているので、もし同じグループの言語だったら、ちょっと年が行っても習えるんじゃないかな、と思っちゃいます。(10歳過ぎ)

ゲルマン系: 英語、ドイツ語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、
ラテン系: イタリア語・ スペイン語、フランス語、ポルトガル語、など


専門家によると、完全なバイリンガルになるには7〜9歳までに習い始めるべき、と言ってます。もちろん、その後でも言語は学べますが、少しなまる可能性があります。

だから小学校の低学年の引っ越しは現地校でOK

小学校の高学年は、同じ様な言語グループだったら現地校に通えるかな、あとは子供の性格にもよるのかもしれません。

ま、もう引っ越さないっていうのが一番良いんですけどね。(涙)

イタリアの現地校の授業レベル

パッと見た感じ、算数や国語はレベルが高いな、と感じます。


算数は例えば、こんな数式を練習しています。


12=10+2=1da+2u

17=10+7=1da+7u


多分、daはdechinaで「10の位」という意味で、Uはunitaで1の位、という意味。


ですが、こんな小学校二年生で数字をアルファベットに写して、アルファベットから数字に直すのは、日本だったらxとかyとかが出てくる、中学校ではないでしょうか?


でもこれくらいの年の時にこうやってアルファベットと数字が混じった数式を見ているから、イタリアには優れたエンジニアや数学者が多いのでしょうか?


教室は、「うるさい」らしいです。


最初の1週間は、「今日どうだった?」っと聞くと、「今日も先生怒鳴ってた」といいます。生徒がうるさいと、先生はそれ以上の大声で怒鳴るんだとか。イタリアっぽいな。

さいごに

引っ越す前はちょっと心配してました。大丈夫だと思うけど、もし全然馴染めなかったらどうしよう、と。でも子供を信じてればきっと大丈夫。


初日にお友達が全然出来なかった、と落ち込んでましたが、次の日に同じクラスの子供のお母さんをとっ捕まえて(本当そんな感じでした)「うちの子、今週から転校してきたの、よろしくね」と挨拶したら、「あら、うちの子がすごい子が来たって言ってたの、アメリカ人?フランス人?日本人?なんか沢山喋れるんだってね。話せなかったけど、こんな子が来たのってはしゃいでたわ」と言われて、その横から他のお母さんが「うちの息子も言ってたわ、興奮してた」って。


子供達同士、ちょっと謙遜してたんですね。笑。


その日、迎えに行くと、お友達二人出来たの、と嬉しそうに話してくれました。

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