ハーブティーのお話 その7 こんな使い方も。
クラフトビールやクラフトジンなどに
注目が集まって一般的になってきたけれど
ビールもリキュールもハーブが強く関わっているのを
知っている人は意外に少ない。
ビールにホップは欠かせないし、ホップ以外にもフレーバーを香らせるため
色々なハーブを使うこともある。
リキュールは、もともと薬用酒が始まりとされていて
ワインにハーブを漬け込んだり、後に発明される蒸留酒(スピリッツ)に
漬け込んだり、原材料とハーブを一緒に蒸留したりして作られている。
日本風だと「養命酒」や「お屠蘇」だけど
洋の東西を違わず同じ発想になっているのが面白い。
以前にも書いたけれど
ハーブの使い方はたったひとつで「何かに香りを移す」こと。
ウォッカや焼酎を買ってきて
ハーブを漬け込めば、オリジナルのリキュールを
作ることができちゃいます。
例えば
100ml程度の小瓶を7本、100円ショップで買ってきて
好みのウォッカor焼酎の700mlを1本。
そして、好みのハーブを7種類。
おすすめは、
ローズ、カモミール、ハイビスカス、ラベンダー、シナモン
ジュニパー、スペアミント、アニス、ゆず、レモン・・など。
7本の小瓶に1/3程度それぞれのハーブを入れ
ウォッカor焼酎を注いで2,3日すると
色とりどりのオジリナルリキュールが完成します。
7種類それぞれのフレーバーを楽しめるし
それらをブレンドしても更に楽しい。
簡単とはいえ、材料を揃えたりするのがハードル高いとの
お客様の声を頂いたので
という事であれば、リキュール用のブレンドを作ったら
ハーブをもっと楽しんでいただけるかな・・・
という事で・・作りました。
コンセプトは
焼酎「大五郎」君をおしゃれに変身させる
ハーブティーブレンドと同じ手順で
ハーブをチョイス→テイスティング→ブレンド。
焼酎にハーブを漬け込んでのテイスティングは
ちょっと嬉しいような・・いやいやお仕事ですから。。。
テイスティングを重ねて、2タイプにまとめようと考え
クラフトジンに興味がある男性におすすめの「ジンタイプ」
と
花の香りを強調した「フラワータイプ」
バラやラベンダーで華やかなお花の香りを立たせ
ハイビスカスで色と酸味を、ステビアで甘さを出し
特に女性を意識したブレンドを作りました。
ソーダで割るとご覧の通り。
これが「大五郎」君とは思えないでしょう(笑)
ハーブって本当に楽しいですよね。