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【小6娘のADHD診断告知】私の本音と夫婦の溝

なす好きの母が、明太子好きの娘のことを綴った記録。
今日もご覧いただきありがとうございます。

児童精神科で、娘がADHD注意欠如かもしれないと言われた時の記事がこちら


この時、あまりにも急な出来事に面食らい、良くも悪くも感情はなかった。
”きつねにつままれる”とは、まさにこういう状態をいうのではないか・・・

家に帰り、夫に診断結果を報告する。

私:ADHD注意欠如かもしれないって・・・

夫は少しは驚いたものの、

夫:ぁあ~そうなんだ、、(そうだったとしてもおかしくないというテンション)

と言って、仕事中のPCで別ウィンドウを立ち上げ、何やら検索し始めた。

夫:ADHDの有病率は約3%かぁ~、日本では300万人~400万人もいるんだから別に珍しいことではないね。

夫は20代前半で起業し、今も事業主として我が家の生計を立ててくれている。
それ故、現実的であり論理的な思考は必須であり、その性質があるからこそ数十年も事業を続けられていることには尊敬しているし、感謝している。

だが、我が娘が発達障害の診断を受けたこの瞬間まで、至って冷静な姿には少なからずたじろいだ。

まぁ、かくいう私も現時点では上手く感情を言い表せていない。
ショックでもなく、”わかって良かった”でもない。

夫のいう人口割合というファクトをかすかに耳に入れつつ、その足で担任に報告へ行く。

担任は夫とは真逆の反応を示し、驚きを隠しきれていない。

担任:学校でそういうふうに感じたことはなかったし・・・そうなんですね・・・
何かできることがあれば言ってください。

家に帰り、私は今日あった出来事を一人脳内で噛み砕く。
翌日もその次の日も、、、

ここでしか言えない私の本音


何度考えても、別に私はショックを受けてはいない。

おそらく以前の私なら、「私の育て方が悪かったのかな、私が健常児に産んであげられなかったから・・・」と間違いなく自分を責めた。

だが、良いのか悪いのかはわからないが、今はそうは思わない。
ただ、これまで頑張ってきた自分を認めて欲しいと思った。

ゴミはゴミ箱に捨ててね。
字をきれいに書こうね。
足し算引き算は指を使わず解こうね。

1年生から高学年になるまで、何度も何度も伝えてきた基本的事項。

”できるようになるまで伝えることが躾である”
と聞いたことがあったため、私は根気強く言い続けてきた。

だが脳の性質上、これらはADHDの症状だと知る。
医師に、「このような特性のあるお子さんに、家で勉強を教えるにはムリがあります。」とも言われた。

これまで塾に入ることも、家庭教師を付けることも考えた。
だけど危機感のない夫の承諾は得られず、私が教えてきたのだ。
(小5から「これだけはお願い!」とRISU算数は始めた)

その時、その時、私は自分にできることをしてきたと自負しているため、
(娘が喜んでいるかは別の話・・・)

「今までよく頑張ってきたね。」

私は無性にこれまでの自分の頑張りを、一番近くでみてくれているだろう夫に求めていた。

だが、感情よりもファクトやロジックに重きをおいて問題解決するタイプの夫に、私の承認欲求など気づくはずもない。

わかっている。
娘のことから自分の感情にスライドされているということは・・・

だけど、昨日までは何もなかった娘が、今日から発達障害児になったことを受け入れる母親の気持ち。
親として、娘に躾を続けてきた月日と努力。

この二つがすんなりとは噛み砕けないのだ。

夫とはこのような性格のズレから、テーマは違えど同じような言い争いを幾度となくしてきた。
そして私には、”認めて欲しい欲”があることも理解している。

だけど、何よりも大切に育ててきた我が子が”発達障害認定”を受けた時くらい、私の揺さぶられた感情に寄り添ってくてもいいじゃないか、、、

これが私の本音だった。

夫には夫なりのやり方がある


いや、夫は夫なりの方法で私に寄り添ってくれていたし、愛があることはわかっている。

その方法や伝え方が私の求めるものではないことに関しては、男と女の違いとしか言いようがない。
感情を重視する私とロジカルシンキングの夫は、普遍的な脳の持ち主だ。

これまでのケンカからそこら辺に関しては理解しているため、もしもこれを読んだとしても、ケンカの種にはしないで欲しい(笑)

いくら前向きな脳内変換が得意な私だって、悶々とした日はある。
2日ほど考え、ケンカもした。
だけど、3日後からは平静を取り戻した。

「今までよくがんばってきたね。
ここからは少し肩の力を抜いて、娘を見守ろう。」

そう自分に言葉がけ、いま自分にできる最善策を考えて行っている。

真面目に全力を出し切る私の長所と短所が紙一重な話★




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