
化粧品業界の解像度を上げよう
記事まで足を運んでくださり、
誠にありがとうございます。
“手ぶらで始める化粧品事業”今回は
これから化粧品について詳しく知りたい方や
化粧品ビジネスについて考えている人にも
役に立つであろう化粧品の商流についてです🤭
【図解!化粧品が手元に届くまで】
下記に、化粧品の大まかな商流を記載します。
(ビジネスモデルによって多少差異がございます。)

私たちが日々使用している化粧品ですが、
一見してわかるように、実はたくさんの企業や人々が関わっています。
今回は、化粧品が作られてから私たちの手元に届くまでの「商流(商品の流れ)」について、わかりやすく解説していきます。
【原材料から始まる物語:上流工程】
化粧品の商流は、まず”上流工程”から始まります。この段階では、以下の企業が重要な役割を果たしています。
原料メーカー
化粧品の基礎となる原料を製造する企業です。例えば…
- 保湿成分として使われるヒアルロン酸
- 美白成分として使われるビタミンC誘導体
- 肌を整えるアミノ酸類
などを製造しています。
化学メーカー
より複雑な化学成分を製造する企業です。以下のような成分を担当します。
- 乳化剤
- 防腐剤
- 界面活性剤
これらの成分があるからこそ、化粧品は安定した状態を保つことができます。
瓶・資材メーカー
化粧品の「器」となる部分を製造する企業です。手がけるものには…
- ボトルやチューブなどの容器
- ポンプやキャップなどの付属品
- 化粧箱などのパッケージ
があります。見た目の美しさだけでなく、使いやすさや商品の保護も重要な役割です。
【化粧品が形になる:中流工程】
上流工程で準備された材料は、「中流工程」で一つの商品となります。
化粧品メーカーの役割
化粧品メーカーでは、以下の重要な工程を経て商品が作られていきます。
1. 中身製造
- 処方設計に基づいて原料を配合
- 品質検査や安定性試験の実施
- 製品の安全性確認
2. 充填作業
- 製造された中身を容器に詰める
- 正確な量の管理
- 衛生管理の徹底
3. 仕上げ工程
- ラベル貼付
- 外箱への封入
- 最終検品
【お客様の手元へ:下流工程】
最後の「下流工程」では、完成した商品がお客様の手元に届くまでの流れを担当します。現代では大きく2つの経路があります:
店舗販売
実際に商品を手に取って選べる従来の販売方法です。
- ドラッグストア:手軽に購入できる日用品として
- セレクトショップ:トレンド感のある商品を中心に
- 百貨店:高級ブランドや専門的なカウンセリング付きで
ネット販売
便利で品揃え豊富な現代の主力販売経路です。
- ECサイト:24時間いつでも購入可能
- インフルエンサーマーケティング:実際の使用感や効果を発信
- SNSを活用した直接販売:ブランドと消費者の距離を縮める
【まとめ】
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
あんまり見えにくい化粧品の裏側、
手に届くまでにたくさんの方の手が加わっています。ドラッグストアや化粧品屋さんで手に取って考えてみると面白いかもしれませんね。
さて、
“手ぶらで始める化粧品事業”
本題はここからでございます。
ポイントは今回お話しした商流のどこに
可能性を見出して落とし込んでいくか…
です。
今後の投稿をお楽しみにお待ち下さい…