反乱軍☆

ここは飛行場。俺の家。あどけない車輪のボンバスが、崩れ落ちる大空とともに跋扈(ばっこ)した。躍動した。今日は海に行こう。

目前の祝蘭、花束を欠いた木曜日、木漏れ日の中の伝説の悪魔。海に着いた。

反乱軍が海を泳いでいる。天空の反逆と、落下する堤防だか絵画だかの尻餅矢尻に、お前が噛み付いた。それは食い物じゃないだろう? お前はいつも世話を焼かす。

俺は大都市に埋没し、今日も没入の最中を粛々と仰いで自粛した。こんな痴態の風雲が。俺には全てが物足りない。さぁ、家に帰るか。ここには何もない。家にも何もないが。

乱打する苦悶。永劫の催眠。策略の地盤の不届きな郵便物。それらの約束された遺物を、反乱軍は海に流して遊び、空に流して和み、大地を綺麗に汚して寝そべった。ーーお前たちは俺の癒しだ。


早く寝よ。

いえーい。

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