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冷蔵庫の数の子が健在で 3/27

さて、高齢認知症の母は、割と実家で自由に生きている。
行ってみると、クリスマスリースが玄関に堂々と飾ってあった。
時は春。
…母がよければいいか。

最近私が仕事で忙しく、母がデイサービスに行っている間に物を捨てる隙がなくて冷蔵庫の在庫が怪しい。

もちとカボチャと数の子

野菜室には相変わらず一月期限の数の子と餅が。
ダメ元で声を掛けるが捨てさせてくれない。
よく見るとカボチャ🎃に、何か新たな生命体(別名カビと言う)が誕生しているようだ。
いつも通りこれも捨てさせてくれない。

数の子はヤバい。
冷蔵庫上段

冷蔵庫の上の段もよくわからん感じに退化している。
うーん。

そうこうしているうちに、母が声を掛けてきた。
「あんた、米袋が横に入って取れんとよ,なんとかしてくれんね。」
横?
横とは?

見てみると、白い樹脂の桶に、結んだ米袋の口部分を完全に横倒しにして、すっぽり嵌めこむようにして入れてあった。
いっそ器用だ。
まだ重いので取り出せなかったらしい。
取り出してやると、そのまま置いておくと言う。
そこに?(そこはクローゼットルームでは?)

しかし米問題は、微妙にまだ続いていた。
客間で練習してから帰ろうとすると、母が米を人に分けてやると言って(まあそれはいい)、玄関先に、紙袋を置いていた。

紙袋

紙袋に米が。
…この置き方と入れ方はなかなかである。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。