🥤大量のジュース 保険証を失くしたと大騒ぎ(未遂) 9/8(木)
高齢(87)認知症、実家一人暮らしの母であるが、大体毎日夕方に様子を見に行っている。
母が生協や郵便局で物を買っているのは知っているのだが、今日行ってみるとこうだった。
「あんた、ジュースがありすぎるとよ。
半分持っていかんね。」
あり過ぎるんじゃなくて買い過ぎるの間違いやろ,と思って一箱程度だろと侮ってチェックする。
二箱…?
りんご、もも、パイン、野菜ジュース、あり過ぎるな!
と思ったら物陰にもう一箱あった。
あり過ぎるな!
うーん、ジュースならまだ日持ちするのでもらってやらないこともないが、多過ぎるのは確かである。
この辺はまだ平和だが、とりあえずむやみに用事を思いつくのが高齢者。
おもむろに封筒を取り出して何かと思ったら、ワクチンの話だった。
「あんた、ワクチンの接種券とかいうのが来たとやけど、どうしたらいいとね!」
あんた、それ聞くのもう4回目ですが、また忘れたんかい。
母には、高齢のため既に四回目の接種券が届いている。
1、2回目は、かかりつけ医の心臓内科で、3回目は同じくかかりつけの近所の内科で接種したのだが、電話の掛け方も忘れたようでそろそろ毎回聞いてくる。
仕方ないので、また、どちらかの病院に電話して、予約を取って接種に行くようまた一から説明する。
電話番号も封筒にマジックで書いてやって、うん、あと何回くらいでワクチン打ちに行くかそろそろ回数を数えておいてもいいかもしれない。
そして本日のハイライト。
今回のお題は保険証である。
客間でしばらく楽器を鳴らしてから帰ろうとして母に声をかけたら、母が血相を変えて引き止めて来た。
「あんた、保険証がないとよ!」
気のせいじゃね?
正直なところ、
9/7(水)に眼科に連れて行って、9/8(木)は終日デイサービス。
紛失する隙なぞないのである。
「眼科に行った時はあったやん?
(眼科に)忘れ物がないのは(席を立つ時に)確かめてるから、ハンドバッグになかったら、あの時持って行ってた青いバッグ見たら?」
「青いバッグってなんね?
そんなん持って行っとったっけ?」
忘れとる。
探し出させて確認してみるが入っていない。
念のためハンドバッグも再度見る。
母は台所と自分の部屋をひっくり返す勢いで探していたようだが、高齢者特有なのか、その場所を探した後、綺麗にしないまま他も見ようとするので、非常に効率が悪い。
十分くらいは一緒に探したが、埒が開かなかったので、とりあえず翌日昼間にもう一度探すことと、万が一ない婆は再発行してもらうと告げて、帰ろうとした。
玄関。
靴を履こうと思って、ふと右手の棚を見た。
何かある。
ある。
保険証が。
うむ、今日の問題はこれで解決である。