💟 かかりつけ医と、介護保険課の話6/30
前話はこちら⬆️
さて、母の介護認定申請をするにあたって、
・かかりつけ医
・申請理由
を書く欄があったので、事前に、島田心臓内科(仮)に母を連れて行って相談しようという話で、前日のみならずこの日も、私は午後2時に母を訪れた。
母は言った。
「あらっ、あんた、あたしは今日もなんかするとやったかねえ。」
今日も絶好調に物忘れ中だな!
なだめすかしながら、午後3時頃に病院に辿り着く。
予約は取ってなかったので、受付で用件をお伝えして、医師に取り次いでもらおうとしたら、なんだか微妙に対応がおかしい。
「いえ、うちではもう、特に(診断書とか?)そういうのやってないんで、申請は出していたらだいたら、向こう(役所?)が調査に来るんでお返事するだけなんで…。」
という看護師さんに、ちょっとイラついてたら爆弾が落ちた。
「そもそも、高梨さんには介護認定申請したほうがいいって、2016年に用紙渡してるんで、今さらもう…(多分改めて出さなくてもと言おうとしたっぽい)」
はい??
2016年といえば5年前?
既に私は地元に帰ってきてたときだよな??
私は母を振り返った。
「もらってたん?」
母は真顔で返した。
「もらっとったとやろうか?」
物忘れ絶好調!
まあともかく、もうそうだとすれば速攻手続きに行こうという話にして、我々は市役所の介護保険課の窓口に向かった。
市役所の方は非常に親切であった。
そこで聞かれた。
「介護保険証はお持ちでしょうか?」
「もらっとらんよ!」
ンなわけあるか。
市役所の人は強かった。
「介護保険証は60歳の時一度だけ送られてきますので…。
失くされたんでしょうね、普通の保険証はありますか?」
母86歳。26年の間に、うん、失くしたんだろうな。
まあ諸々の説明を受け、最後に係の人が優しく聞いた。
「以上が説明になりますが、大丈夫でしょうか?」
母は元気に言った。
「いや、全然分からんかった!」
絶好調すぎる、物忘れ激しすぎだろ。
とりあえずこの日は、近日中、介護認定のための面談があると言われて帰った。