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#1 書くことで、何に想いが傾いてるのかを見たい。

最近買った本、「さみしい夜にはペンを持て」



この本にふと目が行って惹かれたのは、日本からメキシコに戻る前に、叔母と会って買い物がてらお茶をしていた時。

ショッピングセンターに限らず、出先で本屋さんを見かけたら必ず立ち寄ることにしていて。

例にももれず、いつものスタバを後にして、母と叔母は食料品売り場へ。私と姉は本屋さんへと足を向ける。




占いコーナーに立ち寄っては、手に取ってパラパラとページだけを動かして棚に戻す。

そのまま雑誌の表紙だけを見て、「まぁこんなもんかな」って思って本屋を後にするのが大体いつもの感じだけど、今回は冒頭に紹介した本が目に入ってしまった。


寂しかったわけでもなく、ただ何となく惹かれた。
多分タイトルの、「ペンを持て」ってところだと思う。

こうしてnoteのアカウントもあるし、何か書きたいって思ってるのに、なかなか筆を取れない。
書きたいことや書けることは沢山あるはずなのに、なんだか書けない。


そう思っている時に、「ペンを持て」って言われると、そりゃあ惹きつけられるよね。


ポップな表紙だったから、中も読みやすいのかなと思ったら大正解。

海の世界の悩めるタコジロー君とあるヤドカリのおじさんを通して、日記を書くことについての面白みや効果が、ストーリーの中に沢山組み込まれている。


パラパラ立ち読みを続けていると、第3章のタイトルに目に留まる。




「君の日記にも読者がいる」



えぇ、日記だよ?
普段は毎日変わらず、ポツンと一軒家でただごはん作ってるだけだよ??
って思ったけど、ふとまた友人のことを思い出した。



こうやって私もnoteを書いていて、多分前のアカウントで書いていた記事をすごく好きと言ってくれたことがあって。

良い、読んでみたいと言われると素直に嬉しいし。
たくさんスキがつく記事なんかも出てくると、変に力が入っちゃう。


ちょっと違う暮らしをしていることを、好きでやってる占いのことを面白可笑しく書かないとって、自分に変な呪文をかけてしまって、書けないで居たんだろうなぁと今こうして振り返って思う。


そんな想いを見抜くかのように、そうそう!って思うタイトルが並べられていて。


連れて帰ったんだよね、出会った本を。
全く買う気なんてなかったのに。

書きたいって気持ちと、書けるっていう可能性を、なんとなくこの本から瞬時に感じたからだと思う。



私の日記にも読者がいる。
そりゃあ公共の場にこうして書くと、いつか誰かの目に触れることもあるでしょうよ。

でも、第一の読者がワタシで。
今日の私の頭の中を、「あの時の私、どんなだったっけ?」って思いながら、またいつかここに戻って来て読み返す未来の私もいるんだろうなと思う。


多分、独自ドメインで自分の場所を持つとか、紙とペンで書くとかが理想的なんだろうけど。

半信半疑で、でも半ば真剣に「海外で暮らす」ことを夢見ていて、それが実現した今は、今いる場所に、後どれだけいるんだろう?っていうのがクリアに想像できない。


だから、荷物も増やしたくないし、出来ればデジタルで残したい。


いやいや、そんなのどうでもいいから、とにかく私も今は、タコジロー君とヤドカリおじさんの約束のように、10日間は毎日書き続けて、近い将来の、10日後の自分が何を思ってるか見てみたい。



という訳で、今日も今日とてnoteさんのお世話になる。
おじさんとの約束、こんな感じでDay1は終わり。


私が書いて、頭の中にあることをここで言葉にすることで、自分が何を思ってるか、何に想いが傾くのかを見たい。

誰の為にでもなく、ただただ私の満足の為に、書いてみようじゃないの、日記ってものを。



メキシコに戻って来て、ふと何気なく引いたカードは「Read」だった。



今回の帰国では、気学の本とか文庫本、量子力学の本。
割といろいろ持ち込んだんだけど、「読んで」って言われると瞬時に頭に浮かぶのは、やっぱり冒頭で紹介した本。


自分を見るために、書くのを推してる本。
私の表現と世界を作ることを推してくれている本。

もう一度読み直して。
メモとかも取ろっかな。

やっぱり書くのは好きだから、書きたい想い、自分を見たい想いを温めよっと。









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なしお
最後の最後までお読みいただきまして、ありがとうございました! 良い息抜き時間になりましたように。