シチュボVer.「初めてのきらめきのなかで」
今回、私の作品「初めてのきらめきのなかで」をシチュエーションボイスの台本として利用できるよう書き直しました。
読んでいただける方がいましたら、是非楽しんでいただけると嬉しいです。
本篇↓
シチュエーションボイス.Ver
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ナレーション(or彼女):
今夜は彼との初デート。
毎年、この街では冬の季節に街中をイルミネーションで彩る。
私と彼はその電飾の淡い灯りの中を手をつないで歩いていた。
★彼女(うわぁ、緊張で手のひらに汗かいちゃうよぉ。彼、気になってないかな?)
☆彼「話、聞いてる?」
★彼女「え?!えっと…なんだっけ?」
【そんな失礼な返答に、彼は笑って応える。】
☆彼「街中がキレイだなぁって言ってたんだ」
★彼女「ごめん、そっか。うん、キレイ。」
☆彼「よし、目的地に着いた!この高台から見ると街中のイルミネーションがキレイに見えるって友達から聞いてたんだけど、…本当キレイだね」
★彼女「うん…。」
★彼女(緊張して、全然楽しく話せないよ。あぁ、もうダメ!足にチカラ入らない!ベンチに座ろう…。)
☆彼「大丈夫?歩かせ過ぎた?」
★彼女「ううん、違う、違うんだよ。
景色もすごく幻想的でキレイだし、一緒に歩くのも楽しいんだけど、
私、あの、緊張しちゃって。」【少し涙目で】
☆彼「あはは。俺だけじゃなかったんだ。」
★彼女「え?」
☆彼「俺もめちゃくちゃ緊張しちゃってて。
自分の手の汗が気になったり、
デート楽しめてるかめちゃくちゃ気になったり、
公園まで歩かせ過ぎたかなぁって思ったりしてさ。
本当、緊張でどうにかなりそうだったよ!」
★彼女「なんだ、同じように緊張してたんだ。」
☆彼「うん」
【それから二人はたくさん話を交わした。】
(ナレーションとして入れても、間を取ってもよい)
★彼女「とってもデート楽しかった!でも、やっぱり夜は寒いね」
☆彼「そうだね、そろそろ帰ろうか。
ねぇ、今度は、どこにでかけようか。」
★彼女「どこに行くか考えながら帰ろう!あ、…手、また繋いでもいい?」
(終わり)
※この物語はフィクションです。登場人物、場所は架空です。
●こちらの作品は公序良俗に反しない範囲において、個人の利用であれば、どなたでも自由に、無料で、非商用・商用問わず、音声配信、動画配信、聴衆が集まる朗読会などにおいて、朗読していただけます。(ただし、この文章をそのままコピーし、文章媒体に貼り付けるだけの公開はお止めください。朗読発表の補助的に文章をコピーし、貼り付けることはOKです。)
●内容に大きな変更が無ければ文末を変えるなどもOKです。
●文責を明記するため、「作・ナシノー」の表記をおねがいします。
●また、こちらのページをURLリンクで表記いただけたら嬉しいです。(リンク貼付は任意です。)