ドラマ「あの子の子ども」3話感想
福が生理が来たとホッとしたところで終わった2話でしたが、3話では、それが生理じゃなくて着床出血かも...という展開に。ここからまた不安なターンが始まりますね...。
1話&2話の感想⇩
「未来のライフプランは宝と一緒に決めていきたい」と言っていた福ですが、早速、一緒に決断しないといけないことが次々に襲いかかってくるわけです。
ドラマオリジナル展開としては、早い段階で福が矢沢に相談できたのがよかったなと思いました。矢沢は口固そうだし、一緒に色々と考えてくれそうです。でも妊娠発覚については結局言えないという展開もありそうですよね。ゴムが破れた話も問題ないとわかって(勘違いだったけど)からの事後報告でしたし。
矢沢は矢沢で何かを隠している様子なのが気になります。もしかしたらセクシュアリティのことかも。福のことが好きとかそういう展開?
宝は福の家族とも良好な関係を築いているので、妊娠&出産の衝撃を乗り越えた後はいい家族になれそうな気がしました。子供が産まれるまでは「絶対許さない!」という感じだった親も、子供が生まれたらデレデレになるというのはよく聞く話ですし。
ただ、お父さんからURLが送られてくるのは間違いないでしょうね。即家族会議スタートですよ。いや、さすがにお父さんも帰国するかも。リモートで解決できる話ではない。
宝のお母さんの描写はいつも少し心が痛みます。シングルマザーでも息子の進路を狭めたくないと必死で働いている姿を見ていると、夜勤の日に息子が彼女を家に連れ込んで妊娠させてしまったと知ったらどんな気持ちになるだろうと考えてしまうのです。
ところどころで専業主婦らしき福のお母さんとの対比が浮き彫りにされているのもヒリヒリします。残業帰りに慌てて惣菜を買って帰って夕飯の支度をしている時に、「福のお母さんから」と手作りのおかずを渡されるというこの痛さ...。しかも宝の「すげぇうまいよ」という言葉付き。メニューが餃子被りなのも殺傷力が高いです。
おそらく宝はしょっちゅう福の家に夕飯に呼ばれていて、帰りにおかずを持たされているのではないでしょうか。宝のお母さんは自分1人でも息子をちゃんと育てられると証明したいタイプに見えるので、専業主婦で子供にたっぷり時間を使える福のお母さんの思いやりに触れるたびに、密かに傷ついていないか心配です。もっと素直に甘えられたら楽になれるだろうに、人の親切を素直に受け入れられないくらい、いっぱいいっぱいではち切れそうな雰囲気なので...。
これで福の妊娠が発覚したら、宝のお母さんは「自分がいつも家にいたら...もっと宝と話す時間があれば...」と自分を責めてしまうのではないでしょうか。
でも!私は言いたい!宝には女性を思いやれる優しさがあるし、忙しい母の代わりに当たり前に家事をこなすし、寝起きの母にさりげなく麦茶を差し出す気配りができるし、良き夫としての素質がすごくあるんですよ!こんなに頼れる男子高校生はそういないよ!?と思いながら見ています。
ちょっと時期が早かったのはもちろんあるけど、一緒に子供を育てるパートナーとして宝はかなり優秀だと思います。あとは、そう、お金の問題だけ...。それが1番大変...。
女性目線で動ける頼れる男に宝を育てたのは宝のお母さんなわけで、一生懸命働いている背中を見せていたからこその宝のこの仕上がりなわけで、それは誇りに思ってほしいと思いました。(誰目線)
福のお兄ちゃんなんて大学生なのにまだまだ甘えたじゃないですか。でも福のお兄ちゃんの方が普通というか、あの年くらいの男の子ってあんな感じな気がします。
まだまだ語りたいことはあるんですが、ドラマではまだ放送されてない部分のネタバレになりそうなのでもう少し後に取っておきます。
とにかく私は、一緒に子育てするなら福のお父さんよりも福のお兄ちゃんよりも宝としたいです!(漫画派の人なら気持ちがわかるはず)
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4話の感想⇩