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ドラマ「あの子の子ども」4話感想

3話の感想⇩

避妊に失敗してしまって、もし子供ができたら体も心も傷つくのは女の子の方なんだということを実感し、大人になるまでもうしないでおこうという結論になった宝は偉い!

でももう遅いんですよ...。自分はすでに妊娠してるかもという状況で、「万が一、子供ができたら責任持てないから大人になるまではやらないでおこう」と言われた福は、大いに傷ついてしまいました。

宝と話し合いをするまでの間も福の体はどんどん妊娠の兆候を訴えていて、でもそれを誰にも相談できずに、1人で不安に怯えていたんだと思うと苦しくなりました。

妊娠出産って、それを望んでいる大人の女性にとってもすごく怖くて一つ一つのことに不安になってしまうものだと思うんですよ。それを高校生が、悪いことだ、隠さないといけないことだと思いながら経験しているなんて、どれだけの恐怖かと。

いやもうほんと大丈夫じゃないよね。変われるものなら変わってって感じだよね。宝!1人にしちゃダメ!追いかけて近くにいてあげて!と叫びそうになりました。

それにしても矢沢は察しが良いですね。たぶんもう福は妊娠してるかもと気づいているかも。そして福のお母さんも。

4話ではしきりに「大人になってから」というワードが使われていますが、子供が子供を作ってしまったということを遠回しに強調しているのかなと思いました。体的には16歳って妊娠適齢期だと思うんですけどね...。今の日本社会では16歳はまだ子供とカウントされてしまうので...。

4話まで来てドラマは原作漫画とだいぶ雰囲気が違ってきたなと感じます。漫画よりも大勢の人が見るし、ちょうど夏休みに放送されるということで教科書的な意味合いを強く持たせているのかもしれません。

その結果、宝がちょっと物分かりが良すぎる男子高校生になってしまっている気がします。女性から見た「こういう彼氏でいてほしい」「こういう父親でいてほしい」という願いが反映されすぎているというか...。

猫の飼い主を探すシーンなんて小学生なのに老成しすぎてません?原作ではさらっと宝の祖父が引き取っていますが。

でもこのドラマを見てちょっとでも宝みたいな男性が増えてくれたらいいなとも思うので、これはこれでいいのかもしれません。パートナーが妊娠した時の男性の振る舞いのスタンダードはこれだよ!というメッセージになってほしいですね。

福も漫画よりしっかりしたキャラになっていると思います。頼りなくて宝におんぶに抱っこな漫画の福と比べて、ドラマの福はより当事者意識が強いなと思いました。

そして予告を見るに5話でやっと妊娠が確定するみたいですね。漫画では1巻の終わりあたりです。ドラマではどこまで描かれるのか、出産まで到達するのかも気になりますね。

今のところ福の兄の介入がほぼないので、今後兄がどう関わってくるのかも注目したいところ。漫画での宝と福の兄のやり取りはすごくいいんですよ。2人とも福のことを大事に思っていて、大人ぶっているけどまだ少し子供で、そんな2人のバトルは色々と考えさせられるものがあります。実は福の妊娠に最初に気づくのもお兄ちゃんなんですよね〜。

ちなみに漫画は完結済みで、8/9に最終巻の9巻(https://amzn.to/3A5VJGc)が発売されます!妊娠期間中から出産までの描写がとてもリアルかつ丁寧なので一気見したい人はぜひ漫画もどうぞ!⇩

5話感想⇩

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