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【ウォンカとチョコレート工場のはじまり】これはもう観るテーマパーク
「チャーリーとチョコレート工場」(https://amzn.to/3XCJs5O)が大好きで、この冬に続編が公開されると聞いて楽しみに待っていました。
12/15公開だと思っていたんですが、今日ふらっと映画館に行ったらすでに公開されているではありませんか!公開日が前倒しになったんですね。ふらっと映画館行ってよかった。
今回は吹き替えで観ましたが、演技力という点でも歌声という点でも俳優さんたちのレベルが高く、めちゃくちゃ楽しめました。特にウンパ・ルンパ役の松平健さんが最高。
作中に登場する建造物や衣装、音楽のどれもが美しく、観ていて楽しかったです。ファンタジックで夢いっぱいの世界観が忘れられません。
ここからは映画のネタバレがあるので、また観ていない人はご注意ください!
物語は、ウィリー・ウォンカがチョコレート職人として独り立ちしたところから始まります。冒頭からキラキラした雰囲気で、この明るくて陽気なティモシー・シャラメ・ウォンカが、何があったらあの闇深そうなジョニー・デップ・ウォンカになってしまうんだと思わずにはいられません。いやほんと何があったんだ。
ストーリーについては、「チャーリーとチョコレート工場」(https://amzn.to/3XCJs5O)のウィリー・ウォンカの過去とは矛盾するところも結構ありました。なので、前作とは違う作品として楽しむものなのかなという印象。
そう考えると、ティモシー・シャラメ・ウォンカとジョニー・デップ・ウォンカも別人物なのかもしれない。パラレルワールド的な。
ウンパ・ルンパも前作とは俳優さんが代わっていて、「チャーリーとチョコレート工場」(https://amzn.to/3XCJs5O)のウンパ・ルンパとは違う種族っぽい感じがしました。ウンパ・ルンパ界が多種族なのかはわからないけど。
終始夢いっぱい!希望いっぱい!な雰囲気で進んでいく「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」ですが、開業してからのウォンカは古参のチョコレート組合にいじめられます。これがまた悪いやつらでね〜!賄賂に癒着になんでもありの手段でウォンカを消しにかかります。
そんなチョコレート組合の秘密本部を守っている闇教会の神父役として、「Mr.ビーン」(https://amzn.to/4caZZSV)のローワンアトキンスが登場します。前知識なしで映画を観に行ったので、これには驚きました。危なかった。映画館で「Mr.ビーンだ!」って叫ぶところだった。相変わらずコミカルな演技がすばらしかったです。
作中に登場するセットもすごくて、アンティークな街並みにレトロでおしゃれな衣装、メカメカしさとワクワク感を兼ね備えた小道具など、みどころが盛りだくさんでした。1回の鑑賞じゃ目が足りません。
特にウォンカのミニチョコレート工場とウンパ・ルンパのミニバー付きトランクがお気に入り。細かい歯車で動いている機械ってどうしてこんなにも美しいんでしょう。あとウォンカが生み出した全自動クリーニング機械もよかったです。そしてウォンカのチョコレート店!これを求めていたんだよ〜!という工夫が画面いっぱいに凝らされていて、目も耳も楽しかったです。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は、終始夢に溢れていて、コミカルで、ワクワクする映画でした。何より吹き替え版の俳優さんたちがみんな歌が上手いのがよかったです。もうウンパ・ルンパの歌が頭から離れません。どうか音源を出してくれ。
すっかりティモシー・シャラメ・ウォンカとウンパ・ルンパの虜になってしまったので、今度は字幕の方を観に行こうと思います。
⇓⇓ここから追記⇓⇓
その後、SNSで「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の前日譚は1971年に公開された「夢のチョコレート工場」の方だよという投稿を見たので、こちらも観てみました。
たしかにウンパ・ルンパがオレンジのおじさんでした。「チャーリーとチョコレート工場」(https://amzn.to/3XCJs5O)の方はチョコレート色のおじさんだったはず。原作小説ではチョコレート色のおじさんなんですが、一時はそれが人種差別的だと問題になったこともあったようなので映画ではオレンジ色になっているのかも。
映画の中で使われている楽曲も「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(https://amzn.to/3wfYUsL)と同じものがいくつもあったので、制作側がオマージュしているのは「夢のチョコレート工場」(https://amzn.to/477w2zv)の方なのかもしれません。その割には「チャーリーとチョコレート工場」(https://amzn.to/3XCJs5O)の続きだよ!という広告が多いですが。
ストーリー的には「チャーリーとチョコレート工場」(https://amzn.to/3XCJs5O)の方が原作に則しているなというところもあり、2つを足して2で割ったらちょうどいいのかなという印象。
「夢のチョコレート工場」(https://amzn.to/477w2zv)が撮影されたのはまだCGがない時代なので、工場の中のマシンやお菓子を食べてから起こる不思議の数々はアナログ感満載です。でもそこがクセになる。セットも凝っているし、制作陣のアイデアが見え隠れするのがすてきです。
ちなみに「夢のチョコレート工場」(https://amzn.to/477w2zv)の脚本は原作のロアルド・ダールが担当しているというから驚き!原作もとてもいいので、よかったら映画と見比べてみてください。
ちなみに原作の「チョコレート工場の秘密」には、後日談を描いた続編もあります。
ジョニー・デップ版「チャーリーとチョコレート工場」はこちら⇓