プロの実況解説付きでTHE FIRST SLAM DUNKを見てきたよレポ
ハマりにハマっているTHE FIRST SLAM DUNK。まもなく上映終了ということで寂しさでいっぱいです。そんな中、上映終了のその日まで新しい企画を次々に発表してくれる公式さんには感謝しかない...!
特に丸の内TOEIでの夏合宿イベントで実施された実況解説イベントはすごく行きたかったのに行けなかったので、全国の映画館でコメンタリー上映してくれるという発表には歓喜しました。
バスケットボールアナリストの佐々木クリスさんとアナウンサーの齋藤寿幸さんが山王vs湘北戦を実況解説してくれるという贅沢すぎる催し!本当に本当に素晴らしかったので、上映終了の8/31までに都合がつく方はぜひ観に行って欲しいです!
実況解説コメンタリー上映とは?
実況解説コメンタリーとはなんぞや?と思われる方もいるかもしれないのでチラッと解説。
ズバリ!山王と湘北の試合を、プロの解説者とリアルアナウンサーが実況&解説してくれている音声を聞きながら映画が観れるというやつです。
過去に音声ガイド付きでTHE FIRST SLAM DUNKを観てきたよという記事を書いたのですが、この時に紹介した「HELLO! MOVIE」というアプリがあれば追加料金なしでコメンタリーを聴くことができます。
「HELLO! MOVIE」の詳しい使い方はTHE FIRST SLAM DUNKの公式サイトでも紹介してくれています⇩
ちなみに実況が入っているのは山王戦のところだけなので、宮城の過去シーンや山王戦以外のバスケシーンは無音です。急に音が途切れてもバグじゃないので安心してください。
THE FIRST SLAM DUNK 実況解説コメンタリー上映レポ
ここからは映画のネタバレとコメンタリーのネタバレがあります!未視聴の方はご注意ください!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
まずコメンタリーが始まるのはオープニングの鉛筆書きのところから。湘北メンバーが次々登場するところで、各選手の紹介が入ります。
私はここですでに号泣しました。リアルアナウンサーの声でプレイスタイルの特徴や地方大会での活躍の様子が語られると、もう本当にキャラが生きているとしか思えません。感動しすぎてどんな感じで語られていたのかは正直覚えてません。もう1回聞きに行かなくては。
唯一覚えているのが、「流川が1試合30得点取って新人王取ったよ」みたいなくだり。こうやって聞くと流川マジですげぇなと思いますね。これはたしかにエースだわ。
もちろん山王の選手紹介も入ります。「過去1強いチームなのではないか」と言われていて、ここでもまた泣いちゃいました。全国大会3連覇を狙う強豪校の過去1強いチーム...。そのプレッシャーたるや...。
試合が始まってからは、いわゆる甲子園をテレビで観ているみたいな感覚です。ただ映画を観ているだけではすごさがわからなかったプレイも、逐一プロが解説してくれるので、これってそんなにすごいことだったの!?と感動しました。
特に深津は、素人から見るとそこまで目立った動きをしていないように見えますが、めちゃくちゃゲームをコントロールしてたんですね。これが日本一のガード...。
かと思いきや、湘北もしっかり褒められています。特に宮城は全国的に見てもスピードど運動量がずば抜けているようで、後半で「3年生がバテバテになっているところを宮城が運動量でカバーしています」みたいな解説があって、宮城が褒められるの嬉しい...と思いました。もはや親目線なので。
三井もあちこちで高度なプレイを連発していたらしく、「シューターの枠に収まる選手ではありません」というようなことを言われていました。三井...そんなにすごいやつだったのか...。
何より興奮したのは、終盤の三井の4点プレイ。三井が走っていたのを見ていた宮城のノールックパス→松本が走ってくるのを待ってフェイクを入れてから3Pシュートを打つ三井(しかもしっかりシュートを決めてフリースローももぎとる)という流れを、「かなりの度胸と信頼がないとできない」と解説していたところです。あんなに殴り合ってた三井と宮城がバスケを通してならここまで信頼できるという感動...。
実況解説でも「湘北はいいチームですね」と言われていて、その度に心の中で、私もそう思う!と立ち上がっていました。
あともうひとつよかったところが、「お互いを引き立て合う3年生コンビ」と言われていたゴリと三井。1年生の時はあんなに歪みあっていたのにな、よかったよな、と木暮と肩を組みたくなりました。
とはいえ私は山王も好きなので、山王が褒められても嬉しいです。「深津はいつもとゲームの組み立て方が違いますね」と言われていて、そういうの外から見てわかるんだ...という驚きと、全国大会以前からそこまで注目されていた深津という選手の凄さを思い知りました。深津はプロから見てもすごいことを平然とやってのけてるみたいです。強心臓すぎる。
沢北もベタ褒めです。「芸術とも言えるプレーヤー」とか、「こんな高校生見たことない」とか言われてました。私はずっと深津も河田もすごいと思うけど、沢北が高校生No. 1プレーヤーなんだな〜と思いながら映画を観ていたんですが、やっぱり沢北はレベルが違うんですね。
というか、実況の齋藤寿幸アナウンサーも解説の佐々木クリスさんもすごく勉強してきてくれている!山王戦はもちろん、それ以外の試合のところもしっかり読み込んできてくれていることがわかって嬉しかったです。プロすぎる...。
そしてど素人の桜木がプロの目からどう見えているかというと、「桜木が抜けてディフェンスリバウンドが弱くなっている」みたいな話があったので、リバウンドはやっぱり全国レベルみたい。
でも、沢北と深津で宮城にゾーンディフェンスを仕掛けているところでは、「宮城に対してダブルチームになることで湘北は1人フリーになるけど、桜木の外からのシュートが期待できないので...」みたいなことを言っていたので、山王はそういうところもわかっててやってるんだろうなと強豪校の強さを感じました。
ゲームが止まっている時は、ベンチの様子や直前のファウルの解説などが入ります。安西先生たぷたぷシーンは「桜木は監督とじゃれています」と言われていました。かわいい。
背中を負傷した桜木をコートに戻すために流川が沢北にファウルをしたシーンでの解説が特に印象に残っていて、「ただ止めるだけじゃなくて倒れ込むようにファウルをすることでモップがけの時間を稼いでいる」と言われていました。これで湘北はちょっとでも休めるし、作戦会議もできるというわけ。流川、バスケ偏差値が高すぎるよ...!
そんな感じの実況解説でしたが、最後の無音シーンは実況も解説も入りません。映像が早送りの演出なので、たしかにここで普通に解説が入るのはリアリティがないのかもしれない。でも!私はこのシーンこそ解説してほしかった!流川と桜木のこの神プレイの解説ほしかった!
とはいえ、トータルで言うと本当にすばらしい実況解説だったので、機会があればぜひ観に行って(聴きに行って)みてください!
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山王戦から10日後を描いた黒板アートの写真集も素敵です⇩
他にもスラムダンク関連の記事を書いているので、こちらもよかったら覗いていってください。