ドラマ「あの子の子ども」10話感想
前話では親への妊娠報告が描かれましたが、10話はとうとう学校に妊娠を告げなくてはいけません。どうなる福!!
9話の感想は⇩
福の両親がこれまでお互いの悪口を自分の子供に言っていなかったというのは素敵です。「好きとかじゃないけどいないと困る」って、ひとつの夫婦の形としてすごくいいと思います。前回福父の好感度がダダ下がりだったのでお母さんナイスフォロー!と思いました。
たしかにね、家族のために単身赴任して頑張って働いている福父の大変さもわかるんですよ。簡単に弱音を吐けない男親のジレンマ、知らないところで子供がどんどん育っていく寂しさ、自宅に帰っても居場所がない苦しさ...。福父の気持ちを考えると前回ボロクソ言いすぎてごめん〜ってちょっと思いました。
だんだんドラマオリジナルエピソードも増えてきましたね。宝が親友の家でごはんを食べるシーンも、福兄が福の妊娠で混乱している父に新たな爆弾をぶっ込むシーンも、どちらも良かったです。
それにしても隼人の家の仲良し感はよかったですね〜。雑なコミュニケーションの中に見える愛にほっこりしました。ここ最近ずっとシリアスモードなので、こういう息抜きチャンスは助かります。と、思っていたら突然の「血繋がってないよ」宣言!えー!ここで新たな情報入れてくるの!?福と宝の問題だけでいっぱいいっぱいなのに!?
隼人は養父母に愛情たっぷりに育てられたからこそ、安心して彼らに反抗的な態度が取れるようになったのかなと思ったら泣けてきました。隼人なら宝の選択にも納得してくれるんじゃないでしょうか。5〜10年遅れて家族ができた隼人と家族ぐるみで仲良くしている未来が見えました。ナイスドラマオリジナル!
福父と福母の出会いの話もよかったですね。この話を今まで温めていて、このタイミングで福に伝えるのがまたいいんですよ。福が生まれた時の話は何度もしているのにお父さんとの出会いの話は1回もしてなかったんだな〜。
そして宝の母親の説得の仕方も素晴らしいです。こんな言い方されたら息子の決断を応援しないわけにはいかないじゃないですか。「俺を福から逃げない奴に育ててくれてありがとう」ってその通りなんですよ!子育て大成功なので本当に自信持って欲しい。漫画で宝が母と縁を切ってしまったのが辛かったので、この方向転換は正直嬉しいです。
あとこれはものすごく結果論なんですけど、結婚前に妊娠が発覚して親から反対されていても、子供が産まれたらデレデレな祖父母になることもあるんですよね。子供を育てるのにバタバタしているうちに、妊娠が先だったことはなあなあになって、子供が育ってくると「この子に会えたからあの時産んでよかったよね」ってなることもあると思うんですよ。そうじゃないパターンもあるから簡単に「産んじゃえ!」とは言えないけど。
飯田のへこたれなさは相変わらずすごいですね。ブロックされてる好きな子にこんなにグイグイいけないですよ。しかもちゃんとキモくない程度の押し引きなのがえらいです。実は矢沢の気持ちを1番わかっているのは飯田なのでは?
そしてとうとう福は学校に妊娠を報告。
福の担任の先生にも試練が降りかかってますね〜。新任で先輩教師からも生徒たちからも薄っすら舐められてる状態の担任なので、「毎日の業務だけでも精一杯なのに受け持ちの生徒が妊娠ってマジかよ〜」って絶対思ってるでしょ。今頭フル回転させてるはず。来週まで頑張って回転しててくれ。
ちなみに漫画は完結済みで、8/9に最終巻の9巻(https://amzn.to/3A5VJGc)が発売されました。出産まで一気読みできるので先が気になる人はぜひ漫画もどうぞ!10月には番外編が入った10巻が発売予定です!
11話の感想は⇩