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📘 失敗を正しくみる。【失敗学のすすめ】読書感想

お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。
【失敗学のすすめ】の読書感想です。

“成功の母”がここにある! 創造力が高まりミスが減るノウハウ。恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される――。「失敗は成功の母」を科学的に実証した本書は、日本人の失敗に対する考えを大きく変えた!

【失敗学のすすめ】Amazon解説より

「失敗は成功のもと」「失敗は成功の母」という名言があります。失敗は目を覆いたくなりますが、失敗から学ぶことにより改善することができ、成功につながります。また失敗しないということは「挑戦」していないということでもあります。
失敗ときちんと向き合うことが重要であり、また過去の失敗を自分事として取り入れるということが先人への敬意でもあると感じます。

偉そうに書いています……。自身を振り返ると失敗から学んでいないですし、挑戦も怖く踏み出せていないことも多々あります。

失敗学における失敗の定義を引用します。

「失敗学」における「失敗」は、いったいどのようなものを指すのでしょうか。ここでは「人間が関わって行うひとつの行為が、はじめに定めた目的を達成できないこと」を失敗と呼ぶことにします。

【失敗学のすすめ】P25

本書は八つの章から構成されており、いかに失敗から学ぶことが重要なのかを知ることができます。

プロローグ
第一章 失敗とは何か
第二章 失敗の種類と特徴
第三章 失敗情報の伝わり方・伝え方
第四章 全体を理解する
第五章 失敗こそが想像を生む
第六章 失敗を立体的にとらえる
第七章 致命的な失敗をなくす
第八章 失敗を生かすシステムづくり
エピローグ

組織においてはチャレンジを推奨しながら、失敗は許さない、ダブルスタンダードがまかり通っていると感じます。
本書は「創造的な設計をするためには、多くの失敗が必要だ」「人間の成長は、失敗なしに語ることはできません」といいます。

組織において「失敗」に対しての向き合い方が、チャレンジへの本当の向き合い方だと思います。
本書で「失敗」について学び、よい失敗、悪い失敗の分別をつけ、失敗への向き合い方を検討してみてはいかがでしょうか。

人事を尽くして天命を待つ。

失敗に正しく向き合うこと、失敗学を学ぶことが、「人事を尽くす」ことにつながると思います。

お読みくださりありがとうございます。


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