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詩、詩のようなもの、をまとめています。
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#感情

らしさ よりも

 季節らしさ と 人は言う  早咲きの桜 に 人は憂え  遅咲きの桜 に 人は悩み  季…

ふみ
10か月前
67

わたしにさえ わからない のに

 わたしの 声は  どんな 色を していますか  わたしの 言葉は  どんな 形を して…

ふみ
11か月前
96

いつか わすれ さろうと

 たとえ すべて わすれて  すべて きえて はてても  きっと ここに こころに  の…

ふみ
1年前
73

わたしは ひとり

 わたしには もう  ううん はじめから  そう きっと そう  はじめから いない  …

ふみ
1年前
53

わたしをみていますか?

 声の 響きは 何を みせる  声の 震えは 何を みせる  言葉に とらわれ 支配され…

ふみ
1年前
56

信じていたものが

 信ずるものが あやふやに  消し飛んでしまった なら  どうしたら いい  信じていた…

ふみ
1年前
47

抱えているもの

 こんな空しさを 抱えながら  こんな寂しさを 抱えながら  わたしは いつまで 生きる  生きて いかないといけない  蹲る感情と欲が 混ざり合い    指先で触れる 花のつぼみは  すでに 枯れ始めているのに  どうして こんなにも 潤い  いじらしい 生命を奏でるか  こんな空しさを 抱えながら  こんな淋しさを 抱えながら  溢れ出る この気持ちを抑え  この欲に 溺れていかぬよう  わたしは いつまで 生きて  生きて いかなければならぬ

心の栞

 心に潜んだ 邪魔なもの  心に挟んだ 邪魔なもの  それはいつまで いつまで残る  そ…

ふみ
2年前
52

その完全なる矛盾の世界

 完全なる白の世界 完全なる黒の世界  完全なるその世界 完全たるその世界  そんな世界…

ふみ
2年前
43

あの子の顔が見えない

 楽しくて 悲しくて  涙も枯れ果てて  笑顔だけが残り 笑顔だけが映り  あの子の顔が…

ふみ
2年前
35

あなたの笑みは

 その瞳から こぼれる笑みに  その瞳から にじんだ笑みに  その瞳から ささやく笑みに…

ふみ
2年前
52

ひとり であるから

 たすけて とも言えない  たすけて とは言えない  たすけなんて いらない  たすけな…

ふみ
2年前
43

こんな眼で世界を見ているから嫌な気持ちを感じてしまう

 こんな眼で 見ているから  こんな眼を しているから  受ける感情は 受けるもの  す…

ふみ
2年前
48

私が思う感情と言葉がたとえ伝わらなかったとしても

 さりげない その手際に恋をする    なにげない その仕草に恋をする  恋とはなんぞ と 笑った声さえ  愛おしい 愛おしい と 感じる  さりげない その やさしい瞳に  なにげない その かなしい手に  恋をして 恋とはなんぞ と呟き  心浮き立つ姿にこそ 恋があると  信じて 信じて 信じて 信じて  あなたの 美しい その所作 に  あなたの 美しい その流れ に  わたしは 恋をしているんだ と  思う 思って たとえこの想いを  表す言葉