この3年間の写真をふりかえると
令和のはじまりは、平成のさいごの年だった。
年が明けると、それまでの「どこにでも・気軽に行ける・誰にでも逢える」が突如止まった。
そして、それはかたちを緩く変えながら、いまも続いている。
一年目、
息の詰まりそうな毎日を過ごしたそのころは
縛られてしまった自由のなかで、それでもどうにか出来ることを模索していた。
それは写真にも現れていた。
初めのころは、それまで自分のなかにあった記憶や想いの貯金でどうにかしていたように思う。
『きっと、もうすぐ前のようになる』そんな想いを