2023年度の振り返り
2023年度の振り返り記事です。
職業柄、仕事について詳しいことは書けませんが抽象化して雰囲気だけでも書きます。
仕事1:データサイエンス業務の話
今年度は色んなテーマと役割を担当した。
常に複数テーマ・役割を抱えていてとにかく意思決定の質が求められた。最短で最大インパクトを出せる戦略を立てる、その意思決定を早くしていくことが大事に思う。結果的にまとまった作業時間もとれるので手も動かせる。
とはいえ統括PMの神采配でスケジュールに比較的余裕があるかつチームがバチバチに優秀な方のみで構成されているおかげで、どのプロジェクトも気持ち良いくらいに上手く進んだ。
生成AIのおかげで明らかにコーディングや単純作業の時間が減ったことも成功要因のひとつだと思う。
不確実な中で先を見据えておくこととチームビルディングの大事さを実感した1年だった。
そして日に日に「情報が足りない中で意思決定すること」の難しさに直面する。もちろん裁量があることは仕事の魅力でもあるのだが本当に難しい。
ただ、良い意思決定にもコツがあって次の3つが大事に思う。
早く意思決定する。先延ばしにすると状況が悪化することが多い。
意思決定の理由を説明できるようにする。プロセスが良ければ結果も良い。
プランBを用意しておく。意思決定は間違えるものという前提で設計する。
あとデータマネジメントを勉強し始めた。おもしろいけれどまだわからないことだらけ。
自分は「データは使ってフィードバックを回していくうちに品質が良くなるもの」だと思っている。データマネジメントについては入門記事を書いたのでぜひ色んな人に読んでもらいたい。
仕事2:データサイエンス業務以外
データサイエンス業務以外だと次の2つをするようになった
案件外のメンバーマネジメント
会社の看板を借りた対外発信
前者は入社から丸1年が経ったところで払ってもらったコストを次の世代に還元するときがきた。
自分は教育や協業によるコラボレーションが好きということもあり嬉しい采配だった。良い小宇宙を作っていきたい。
そして会社の看板を借りて対外発信をはじめた、というより界隈で有名な先輩が退職するに伴ってpodcastを引き継いだ。
正直仕事というより完全に趣味の気持ちでやっている。
1年で15回リリースしているので大体月1回ペース。
テーマは引き続きデータサイエンスのハードスキル、ソフトスキル、組織作りの3本柱になっている。
社外の方にも参加してもらい、となりのデータ分析屋から亮さんとたっちゃん、バンダイナムコネクセスのデータマネージャー井村さんにも出演してもらえて嬉しかった。引き続き会社の垣根を越えてコラボしていきたい。
そして先輩と2人で主催した「東中野雑談での公開収録」もめちゃくちゃ楽しかった。
当日はもちろん準備と感想戦も楽しかった。仕事では関わる前に辞めてしまった先輩とこれを機に一緒に何かに取り組めたのは自分にとっては魅力的だった。
当日もオフラインで現役社員、OB、ゲストと色んな人に来てもらえて嬉しかったし感謝しかない。
感想戦をpodcastで録ったのでよかったらこちらも聴いてもらいたい。
そしてOpenBrainPadという社内資料の公開プロジェクトを旗振り役になって進めた。
Speaker DeckのView数は90k、ITmediaにも取り上げられて会社のプレゼンス向上に寄与できたと思う。
どう書いてもポジショントークにしかならないけれど自分が働いているブレインパッドには役に立つ面白い知見がたくさん溜まっている。パーパスにもある「持続可能な未来をつくる」ためにもできるだけアウトプットして会社の垣根を超えてみんなで巨人の肩に乗り合いたい。
そのうち自身が始めた対外発信も採用に貢献できたら嬉しい。
あと「面倒なことはChatGPTにやらせよう」の書評ブログがはてブのトップに載った。
この本はITに馴染みのない方ほど読んでほしい。自分の社会人生活のスタートは総合職だったが、そのときにITで解決できることをリテラシーがないだけでそのままになっている事例を本当によく見かけた。ただこの本にはそういったモヤモヤを解消するヒントがたくさん詰まっている。
自分自身、データサイエンティストとして読んでも学ぶ内容が多くて本当に良い本だと思う。
対外発信を始めてから人間関係が明らかに広くなった。ありがたい限り。
尻込みしそうになるときも多々あるのだが、個人で発信しているものは「お前(自分)なんか誰も見てねーよ」の精神で気軽にアウトプットしていきたい。
印象に残った記事など
読んで印象に残ったものを列挙
現場で本当に感じている。問題の抽象化と構造化は簡単ではないけれどこれからますます必要になってくるスキルなので磨いていきたい
端的にマネージャーがなにか言い表している。マネージャーはラストマンシップが不可欠。
めちゃくちゃ好きなので社内でこの記事の布教活動をしている。 特に感銘を受けたのはテックリード自らが率先してお手本になっていること、上に挙げたワードの2つ。 Kaggle GrandMasterというスペシャリティある方の言葉で
重みがある。かくありたい。
ちょうど周辺領域への理解があると仕事はスムーズに進むと気づいたタイミングで読んだ資料ということもあり印象深い。
そしてスペシャリティを磨くのが非常に大変だと思っていたがそれを組織設計での吸収という現実的な解に落とし込んでいるのが素晴らしい。
いずれ職位が上がってくるといかにML組織が活躍できる場を整えられるかも求められるだろう。将来のためにも今は自分の小宇宙でトライ&エラーを繰り返していきたい。
民間で培ったスキルを行政で適用して大きい社会的インパクトを出すことが求められている時代になってきていると思う。
自分自身、マネタイズが難しそうな家庭と教育にいつか介入したいという気持ちもあってこの姿勢に共感する。
余談だがご縁があって春に大学で講義をしてくるので教育への第一歩が踏み出せそう。自分が受けた恩恵を次の世代に積極的に還元していきたい。
今すぐやれ!!
健康
スギ花粉対策で舌下免疫療法を始めて1年半が経った。 おかげさまで今年は症状がめちゃくちゃ軽い。体感1/10くらいに緩和されている。
この療法を実施した人の2/3の人に効果があるらしい。全員に効果がないとはいえ悪くない賭けだと思うのでスギ花粉に悩まされている方は検討してみてほしい。
趣味
今年は国内旅行を6回、ライブに24本行った。日常を無理やり切り離せる良い機会でこれからも楽しんでいきたい。
特によかったのは佐賀の「御船山ホテル らかんの湯」。さすがサウナシュラン1位を取り続けたサウナ。
外気浴スペースがロッジのようになっていて、こんなところで裸でいていいのだろうかと思うオシャレな空間。思わず東京からも行ってしまう。
あと福岡の汁なしLLがめちゃくちゃ美味しかった。この世で一番好きな食べ物になった。
何を隠そう大学生のときに週3で通っていた「名古屋の汁なしR千種店」の店長さんが福岡に出したお店。製麺室が店内にできたおかげで打ち立てのモチモチ麺を食べられるようにアップデートされていた。 おすすめのトッピングは肉両方、小松菜、砕きピーナッツ、目玉焼き、ニンニクです。
ライブ関連は4月のcinema staff主催のフェスの「OOPARTS@岐阜市文化センター」が最高だった。芯を持って活動している人を本当にかっこいい。音楽に愛を、故郷に誇りを。
そして9月のDOGADOGA×木(KI)のツーマン@吉祥寺WARP。ライブ終わりに10年追っかけていたアーティストの江沼郁弥と生まれて初めて話して写真を撮ってもらえた。遺影にしたい。
来年度に向けて
今年度やって良かったものは続けて、アップデートすべきことはしていきたい。
自分にとっては新しい試みとして4月にオフラインのMeetupイベントを開催します。
LLMというトレンドど真ん中のテーマでやります。気軽に遊びにきてくれたらうれしいです!
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