![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122061510/rectangle_large_type_2_e11cc9137be7930ff6b50ad840faee62.png?width=1200)
〈短編〉Dokin物語
QQポーカーという名のポーカーサイトが有った。その中でひときわ激しいアクションを繰り返す者が居た。彼の名はDokin。Twitterを除くとポカ太郎に殺意を抱き、ポカ太郎を破産させるまで戦い続けると公言してた。
ふつふつと燃える闘志はどこから湧き上がるのか?
答えは彼らの大学時代まで遡る
俺の名はDokin
言わずと知れたポカ太郎のリア友だ。
慶応大学の同級生で飲み会サークル(ヤリサー)のエスプリでも一緒だった腐れ縁だ
大学に入って運動系の部活やサークルに入るつもりもなかったし、とりあえず楽しそうだったからこのサークルに入った。ポカ太郎とは何度もサークルで会ううちに仲良くなった。
飲み会サークルは通常一次会は大人数で始まり、2次会、3次会となるにつれどんどん少人数になっていく。もちろん最後は女の子と2人きりだ。ポカ太郎とは気が付くと同じグループになってることが多かった。
3年生の初めの頃、俺らはもうこなれていた。お酒飲んで、盛り上げて、最後は女の子と二人きりになることに。
初めのうちは戸惑ったが一旦流れがわかってしまえば、カンタンな事だった。
慣れてきた分かったのは女の子達も「楽しみに来てる」ってことだ。
容子に会ったのは俺らが3年生で新歓コンパの時だ。新入生で女子大生、そして地方出身一番カンタンな部類だ。容子もそうだと思ってた。だけれども彼女はただお酒を飲んで、楽しそうに喋って、男とはそうならずに帰ってくのを繰り返した。
初めは地方出身らしく野暮ったい髪型や服装をしていたが、
飲み会で会うたびに綺麗になっていった。俺はなぜか段々彼女に惹かれていった。
お酒の入ったグラスを片手に無邪気に笑っているのを眺めているだけで、胸が高鳴り 頭は ぼーっとし幸せの気分になった。
参加してる目的なはずのカンタンな他の女の子を口説くさえ忘れていた。
俺が容子に話しかけられもしないまま、時は過ぎていった。
気が付くとよりによってボカ太郎と容子は仲良くなっていた。
どうやら、容子はポカ太郎に気がありそうだ。必ずポカ太郎の隣に席をとるようになった。当然ボカ太郎もそれは百も承知だし、いつものカンタンな女と同じ扱いをしていた。
ポカ太郎は背も高いしイケメンとまではいかないまでも顔も整っていてルックスも悪くなかったし、いつもはしゃいで飲み会の場を盛り上げていた。無駄に胸板も厚い。
何度かポカ太郎と容子が仲よさそうに飲み会をしている内についに、二人はある晩消えていった。
俺はその時、二人が消えてくのを酒を飲み興味のない女と話しながら僕はただ見守っていた。
どこかで彼女はそんなことしないと信じていた。
しかし、数日すると僕の勝手な妄想だったことが判明した。ポカ太郎と容子がしたらしい。僕は打ちひしがれて、そのまま家に帰った。
ベットの上に横たわりぼんやり数日を過ごした。あまり記憶がなくて食事もとってたかどうかよくわからない。3日後くらいには普通に大学に通っていたと思う。その後はサークルも参加したしいつも通りだった。いままで通りカンタンな女の子たちと楽しんだ。
容子の話には触れなかったがポカ太郎とも以前の通りの関係だった。
その後は普通に卒業して大手に入った。何人かの女とも付き合ったが、いまいち盛り上がりに欠けた。あの時の感情は戻ってこなかった。
ポカ太郎とも卒業後も関係は続き、たまに酒を飲みに行った。
お互いパリピはやめても酒は止められない。
ポカ太郎はポーカーというゲームにハマってるらしく、何やら熱く語られた。
そんなに面白いゲームなのかと俺もiPhoneにアプリをダウンロードして初めてみた。ん?これお金が掛けられるのか?
閃いた!これだ!
ポカ太郎を破産させたい!
あいつのバンクロールを破壊するんだ!
理由はわからないがそう本能が強烈に訴えた
ゲームとしての面白さもあったが、そんなことは二の次だ。
くだらないというやつもいるかもしれない
だが、くだらないかそうでないかはすべてが終わった後にわかることだ
あいつのバンクロールが破壊された後だ!
お前らがきめることじゃない、俺が決めることだ!
わかったか?
俺がDokinだ!!!
【おわり】
(*この物語はフィクションであり実在の人物、団体とは関係ありません)