あの恐ろしい夜から1週間。
19日(月)午後、頚椎の手術をおこないましたが、その夜が地獄でした。全身麻酔で5時間におよぶ手術。
病室に戻ってくると、首はガーゼやテープでがんじがらめ。アゴから肩までガチガチです。酸素マスクが装着され、さらに閉塞感、圧迫感に拍車をかけます。おしっこの管も入って、動いちゃいけないっていうし。首を切っているので喉も締め付けられるし、つば飲んでもきつくて痛いし。
がんじがらめの『首・肩の痛さ』と『息苦しさ』。もっとも苦しくない姿勢はどれなのか。1°単位で探り当てようと必死にもがきます。ただ『痛さ』が少しやわらぐその場所は『息苦しさ』がその分増し、逆に『息苦しさ』がやわらぐその場所は『痛さ』がその分増すような状況。こうなったら、どちらか一方は捨てて、例えば『息苦しさ』の解消だけを求めるのか。いっそのこと眠ってしまうことだけに集中すべきなのか。
最適解は出ず、変わらぬ苦しさを味わいながら。それでも、時計は仕事を忘れたように進もうとしません。
その戦いは、意識もうろうから醒めた19時から朝5時まで続きました。次の日は、すぐにがんじがらめのガーゼ、テープを剥がしてもらい、おしっこの管も取れて、少し楽になったものの、弱りきって、夕方まで、食事を摂ることはできませんでした。
そんな恐怖の時間を過ごしたあと、左腕に力が入らない状況が発覚し、22日(木)にも再手術。今度はがんじがらめにしないようにお願いしたり、段取りがわかっている分、少しましに感じましたが、それでも一睡もできない辛抱の夜でした。
そして、今。
左腕が、上がらない事象が発生しており
2、3日で回復の兆候が見られない場合は、
『3回目の手術を検討する』との宣告がありました。
もう、大丈夫。あんまり、恐くないですから。
もう。
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