それぞれの門出。
「嫌なことがあったらすぐに連絡よこしなよ」
そう言って、私は、今日でこの職場を去る彼女を送り出した。
二ヶ月前、コストの低い若手を入れることになり、今のメンバーから一人出さなくていけない状況になった。私は、一番在籍が長く、頼りにされている彼女を選んだ。
周りのメンバーは、仕事が回るか心配したし、寂しそうにしたけど、彼女に異動を伝えたとき、彼女はホッとしたような表情を見せてくれた。「他でチャレンジする機会をいただけて良かった」と言ってくれた。彼女なら新しい場所でも、また一から頑張れる。すぐに活躍すると信じている。
そして明日、新しい二人がやってくる。
新人と、復帰のめどが立たない係長の代わり。
さぁ12月。
また、新しい気持ちで進んでいこう。
いつも読んでいただきありがとうございます。