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一緒におじいさんを助けた「同志」(番外編)

「同僚のお姉さんたちにさ、一緒におじいさんを助けた話をしたら、喜んじゃって。ことみさんと、ぜひ飲みたいって言うんだよ。」

「私もぜひお会いしたいです。面白そう。」

一緒に飲んでいるときに、そんな会話になった。8年のときを経て、彼女とは、めっきり飲み友達になっていた。8年前に比べ格段に落ち着きがあって、より一層、美しくなっていた。

「それにしても、なさじさん、あんな赤裸々にnoteに載せてるんだもん。びっくりしましたよ。」

「いや、ごめん。書き始めたら、どんどん盛り上がってしまって。」

「それにしても、"美人"って書き過ぎですよ。だめです。」



さっそく飲み会を計画した。

同僚のお姉様二人とは、お店で待ち合わせになっている。私とことみさんは、少し早めに席について、お姉様たちを待っていた。
「そろそろ来ると思うんだけどね。」

来たようだ。二人揃って登場した。

「お待たせしましたー!」「お疲れ様でーす!」

私の隣にことみさん。向かい側にお姉様たちが座った。

「前に話した、ことみさんです。あれ?ことみさん緊張してるの?」


お姉様たちは何やら怪訝な表情を浮かべ、顔を見合わせている。

「どうかしましたか?」


「いや、あの、ことみさんは、これから来るんですか?」

私はことみさんの方を見て笑った。

「姉さん、もう酔ってるんですか?ここにいるじゃないですか!」


姉さんたちは、また顔を見合わせた。

「なさじさんこそ。もう。 面白いですね。」




え?

私は凍りついた。



8年前からのこの全ては、私の幻想だったのだろうか。


この投稿は以下をモチーフに創作したものです。


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なさじ
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