珈琲器具をもらってくれたあなたへ。
どうも、コーヒー大好きな24歳社会人です。
先日、いつものように断捨離タイムを遂行していた日のこと。
「コーヒー器具の中にも断捨離対象物があるのでは?」
と思い、コーヒー器具たちを物色し始めました。案の定、使っていない器具が大量にありました。笑
困りました。処分方法もわからない、買い取りしてもらえるのかもわからない、何より今までお世話になった器具だったので、ちょいと名残惜しい。
どうしてやろうか悩んだ挙句、満を持して同期に電話。
もちろん、”オール明け動物園”の彼とはまた別の同期である。
彼は同じく珈琲が好きで飲んでるらしかったが、器具をそろえるほどの熱量を持ち合わせてなかったらしく… であれば、これを機にコーヒー沼に引きずり込もうという魂胆である。
思惑通り、もらえるものならいただきたいとのこと。早速コーヒー器具のチョイスと、お気持ち程度のコーヒー豆を詰めました。それに合わせて、この場を借りてコーヒーの淹れ方を紹介できればと思って記事を書いております。
【コーヒーの淹れ方】
私の好きなバリスタの一人で、世界チャンピオンの称号も有しておられる、粕谷哲さんの考案されたコーヒーを誰でも美味しく淹れられるレシピ
『4:6メソッド』。私も大変お世話になってる淹れ方の一つです。
この淹れ方を知れば、コーヒー液の抽出のロジックが理解しやすいかと思います。ただ、コーヒーの粉にお湯を注ぐだけの行為が、ものすごく奥深いものに感じられるかと思います。
前述した粕谷哲さんは、Youtubeでもコーヒーに関する動画を投稿されています。(動画のほうがわかりやすいかもです。笑)コーヒーに関する本も出されていますので、気になった方は読んでいただきたいです。もちろん全て読みました。特に「コーヒー一年生」はイラスト多めでかなりわかりやすいのでオススメです!
・必要な道具
コーヒードリッパー(ペーパーフィルター含む)
ドリップケトル
サーバー(あるとよい:無ければマグカップに直接ドリップするのも〇)
スケール
コーヒーグラインダー(手動・電動どちらでも可)
・コーヒー豆を挽く
コーヒー豆を挽いて粉状にします。これが無いと何も始まりません。グラインダーをお持ちでない方は、豆購入の際に粉にしてもらうことをオススメします。ただ、コーヒーは粉になってからは劣化がかなり早くなります。高頻度でコーヒーを淹れる方、大人数でコーヒーを楽しまれる方のような、消費量の多い場合なら粉での購入も検討範囲内かもしれませんが、私個人的には、豆を挽いたときのあの香りも醍醐味だと思っているので、良ければミルの購入、超オススメします。
ちなみに私があげたコーヒーミルは、ハンドグラインダー「TIMEMORE C3」である。このミルはお値段の割に素晴らしい性能を誇る器具で、のちに紹介することになるであろう最強のミル「コマンダンテ」を入手するまでは大変重宝しました。
これのもう一つ下のグレードで、「TIMEMORE C2」というモデルもあります。正直どちらでもそこまで性能に差があるかは微妙なところです。そりゃC3のほうが高性能ではあるはずですから、私はC3をオススメします。でもコストを抑えたい場合はC2でも良いのかなと。それはご自身のお財布と要相談していただいて。🙇
豆の挽き目の話に戻ります。
挽き目にも、大きく分けて粗挽き・中挽き・細挽きの3段階があります。豆の挽き目で何が変わるかというと、コーヒー液の抽出効率です。粗挽きであればあるほど抽出効率は下がり、細挽きであればあるほど抽出効率は上がります。(抽出効率は高ければいいというわけではなく一長一短です)
・お湯の温度と比率(ブリューレシオ:brew ratio)
次に、最適なお湯の温度。また使うコーヒー粉と注ぐお湯の量の比率です。お湯の温度は、大体90℃前後で、比率は粉:湯量は大抵1:15~1:16で淹れることが基本比率なのかなと。先程の抽出効率の話でいえば、湯温が高ければそれだけ抽出効率は上がり、低ければ抽出効率は落ちます。比率は簡単に言えば味の濃さに直結します。でも結局これも、人の好みによります。
ただ、使う豆の焙煎度や豆の種類によってこの湯温や比率を変える場合もあります。というかほとんどがそうです。逆にいえば、この湯温や比率でさえ多様なパターンがあるため、この豆に適した淹れ方はなんだろう?と、思考を巡らすこともできます。
・Let's brewing!!
必要なコーヒー粉とお湯が準備できたところで早速コーヒーを淹れていきます。スケールにサーバー、ドリッパーを乗せ、ペーパーフィルターをセットしてリンス(粉投入前にお湯を注ぐこと:主にフィルターとドリッパーを密着させる、ドリッパーの温度上昇による抽出効率UPが目的である)する。※リンスはしなくても良い
粉をドリッパーに投入し、平らに均す。スケールを0にセットしてお湯を注ぎ始める。最初に注ぐお湯は、全体の湯量の20~30%で、注いだ後に30秒前後待つ。(蒸らし)その後残りのお湯を3~4回に分けて注ぐ。1:15~1:16程度のお湯を注ぎ切ったらドリッパーサーバーから外し、軽く攪拌してからマグカップに移す。(マグカップもお湯で温めておくとGood)
【まとめ】
断捨離から始まり、いつの間にか同期にコーヒー器具を譲ることになって、果てはコーヒーの淹れ方まで長々と語ってしまいました。笑
今回紹介した道具や淹れ方はほんの一例ですし、これが正解だ!みたいな淹れ方は正直無いと思っています。粕谷哲さんの4:6メソッドを紹介させていただいたのは、私自身、この淹れ方から始めたことで、コーヒー抽出のロジックの理解がスムーズに深まったと感じた経験があったからです。
コーヒー豆も、品種や産地、焙煎度、精製方法… 同じ豆でも一つ違うだけ変わった味を楽しめます。道具ひとつにしても、淹れていて、使っていて心地よいもの、高性能で美味しく淹れられるもの、様々です。それでも一番大切なのは、コーヒーを楽しめているかどうかだと思います。
この記事を読んで、これからコーヒーを飲んでみようかな、ハンドドリップ始めてみようかなと思っていただけたら、それだけで大変うれしく思います。何よりコーヒー器具を譲り受けてくれた同期くん、感謝です。
今度一緒にコーヒー豆買いに行くぞ。😎
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