食材の研究「大根」 UDON#12
今回は大根です。
嫌いな人はあんまりいない?
そんな気がします。
ぼくのお店では
「みぞれうどん」に使用しています。
◯データ
栄養成分
根:ビタミンC、ジアスターゼ
葉:カロテン、ビタミンC、食物繊維、カルシウム
エネルギー
根:18kcal/100g
葉:25kcal/100g
おいしい時期
7月〜8月、11月〜3月
保存
使いかけはラップで包み
冷蔵庫で3〜4日
◯歴史
原産国は
中央アジア、地中海沿岸など
諸説ありはっきりしてません。
いずれにしても
最古の野菜の一つで
古代エジプト時代に
栽培されていたのは驚きです!
日本には
弥生時代に中国から伝わり
各地に広がって
様々な品種が生まれました。
日本最古の書物「古事記」にも載っていて
春の七草の一つ”すずしろ”として
親しまれてきました。
◯栄養成分
根の部分は
なんと95%が水分で
ビタミンCと消化酵素のジアスターゼが
豊富に含まれています。
ジアスターゼは熱に弱いので
生のまま食べるのが効果的です。
葉は、カロテン、ビタミンC、
カルシウム、食物繊維
が豊富な緑黄色野菜です。
◯選び方
・葉の色が鮮やかな緑
・みずみずしいもの
・ヒゲ根が少ない
・ハリとツヤがありずっしりと重みがあるもの
※葉が黄色いのは古いです。
◯部位ごとに使いわけよう
大根は上の方が甘く
下にいくほど辛みが強くなります。
葉に近い首の部分は
甘みが強くややかためなので
おろしやサラダに。
おろすとビタミンcが減少するので
お酢を加えるとよいです。
やわらかい中央部分は
おでんやふろふきなどの
煮物むきです。
前端部分は辛さを活かして
薬味的に使ってみましょう!
◯干すと大変身!?
野菜を干すと水分が抜け
旨味が凝縮されますが
注目すべきは栄養価がグッと高まることです!
生と切り干し大根を比べると
カリウムは約14倍、カルシウムは約23倍
食物繊維は16倍、鉄分は49倍・・・
すごいですよね!
干し野菜は家庭でも簡単に作れます。
カラカラに乾燥させなくてもいいです。
少し水分を飛ばすだけでも
効果はあります!
◯まとめ
大根も奥が深いですね!
葉の部分が意外に栄養価が高くて
びっくりしました。
いつも捨てていたので
有効活用します!
漬物とかいい感じですよね。
早速明日からやってみます!
それでは!
明日も元気に上を向いて!