ボランティアという名の。。。
こんにちはNARUです。
現在ウクライナのリビウという都市に滞在しています。
まだここにきて2日目ですが、僕はこの都市が大好きです。
ご飯も美味しいし、人当たりもすごくいいし、夏ですが気候もカラッとしていて素晴らしい。
リビウはウクライナの中では歴史のある都市で、京都のような位置付けらしいです。
昼間はウクライナ人の観光客も結構来ていて、ツアーをしているのをよく見かけます。
雰囲気は例えるならば、パリみたいらしいです(僕はパリには行ったことないですが)
でもそれほど大きいわけではなく、僕が数日でなんとなく街の構造を把握できるくらいにはコンパクトにまとまっています。
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ウクライナに到着して一番初めに感じたのは、戦争中であろうと普通に人は生活してるということです。
この街には7月初めにミサイルが落ちて、数十人の負傷者、10人の死傷者が出ていますが、それぞれの生活があるので普通に働いているし、週末には普通に着飾ってデートや食事を楽しんでいます。
国全体としては決してポジティブな状態ではないはずなのに、日本から来たというと歓迎してくれて、笑顔でコミュニケーションをとってくれるそのコントラストに違和感を覚えると同時に、現実味のない現実を見せられているようなそんな感覚になります。
この感覚はここに実際に来てみないと味わえないものであって、世界の広さを改めて実感しました。
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日本人の友人はここリビウでレストランを経営しています。
彼は前の記事でも書きましたが、戦争が起こってすぐ自己資金でウクライナへ行き、戦争の最前線を飛び回って物資を運ぶボランティアをしていました。
彼と話しているうちに、自然となぜリビウで今飲食ビジネスをしているのかと話題に上がりました。
ボランティアというのは聞こえはいいですが、ここまで国を跨いだ大ごとになると、それを利用してビジネスをしたり、お金を集めるのはいいものの、使用先が不透明な事例も多いらしく。
彼はそれが嫌で、だったら現地でビジネスを起こして、収益からは税金も差し引かれるし、現地を盛り上げることにもつながるのでそれが一番だと判断したという話をしてくれました。
ウクライナを訪れる人の中には、ボランティア観光みたいになってしまっている人も多いそうです。
現地にいる人もボランティアをしにきたという人を無碍にはできないので、なんでもないわざわざ新たに人を使ってやるまでもない仕事を与えていたり。話を聞けば聞くほど本質的に彼らの役に立っていな事例が多いことを感じました。
僕も例によって、2週間のうちに少しでもボランティアをできればと思っていたのですが、この話を聞いて少し考えを改めました。
何が一番ここにいる人たちに、本質的に役に立つのか、ウクライナに来て、2週間で得られる限られた情報を知って満足して帰るだけなのか。ただの冷やかしにならない方法は何かないのか。もう少しリサーチをして考える必要がありそうです。
まだ答えは出なさそうなので、ここ数日で方向性をある程度絞れたらと思ってます。
ではまた🙌
【今日の1曲】
とりあえず行く。この目で見る。
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