ポッケからするめいか61
最近のしょうさんは相変わらずの毎日を送っています。
朝は大体午前10時に起きます。
なぜ遅いのか?
それは毎晩夜更かししているからです。
撮り溜めた
YOUはなにしに日本へきた?や、
こんなとこで暮らしてるの?的なドキュメンタリーを見ているからです。
年寄りはみな、
超早寝超早起きと思うなかれ。
しょうさんもミキさんも若者並みに朝寝坊だ。
しょうさんは朝起きるとまずストレッチから始めます。ベッドの縁に掴まってゆっくりと体を伸ばします。
着替えを済ませ台所へ向かうとお米を炊きます。その時の気分によって白米の時もあれば,混ぜご飯の素を入れたりします。
ご飯を炊いている間に、外の雨戸を開け新聞を読み,テレビのニュースを見ながら待ちます。
愛犬がなくなってからは朝の時間がゆったりになりました。
パンチ(愛犬)がなくなったらどうしよう?
前はそう思っていましたが、そんな環境にも慣れるものです。
ご飯が炊けると、
神棚と仏壇にお供えします。
しょうさんもミキさんも神棚と仏壇に手を合わせた後でなければ絶対に朝ご飯は食べません。
前と違うのは朝はゆっくりと過ごすようになったこと。
特に冬の今は育てる野菜も少なく、
畑仕事もあまり忙しくありません。
畑に行っても1時間もすると帰宅します。
世間一般で言う、
ゆっくりとゆったりと老後を過ごしているように見えますが、
実際そうですが、
企みがなくなったわけではありません。
畑に井戸を掘りたい。
コンビニを建てたい。
家をまた建てたい。
しょうさんは深酒するとそう語ります。
その度に、
一体そんな金どこにあるの?
と、ミキさんは冷静にブチギレます。
しょうさんもわかっているでしょう。でも言いたいのです。
いくら歳を重ねても、
夢や希望を捨てない。
ミキさんの掌の上で踊っているのがしょうさんです。