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AIと哲学で始める新しい日常 ~人生が豊かになる日記のすすめ~

あけましておめでとうございます!2025年もどうぞよろしくお願いします。

新しい年を迎えると、つい去年を振り返っちゃうよね。
僕にとって2024年は、なんといってもAIが生活にすっかり溶け込んだ年だった。

特にChatGPT。これとの日々がほんまにすごい!

会社では専用のAIシステムを使ってるけど、プライベートではChatGPTがもっぱらの相棒。調べ物や文章作成、ちょっとした相談事まで全部任せている。正直、Google検索をほとんど使わなくなったw。

AIが単なる便利ツール以上の存在になったきっかけが「哲学日記」だ。
毎日「##今日の出来事」として何気ない日常を書き込むと、ChatGPTがそれを哲学的に解説してくれる。

たとえばこれは、大晦日の出来事。

##今日の出来事
- 長男の予備校が今日は大晦日で休校らしく、自宅以外に集中できる自習室に連れて行って欲しいというので、行きつけのコワーキングスペースへ。
- せっかく連れてきたので、それならばと私もやり残した仕事を年内のうちにやってしまおうと、ともにコワーキングスペースに滞在。
- このコワーキングスペースは、雰囲気がとてもいいし、フード・ドリンクが食べ飲み放題で、申し分ないのでとても気に入っている。
- 今日もおかげでザクザクと仕事が片付く。ゾーンに入ってる感じ。食べ放題の人気メニュであるソフトクリームをご褒美にした。

するとChatGPTが返事を返してくれる。

哲学コメント:「コワーキングスペースがもたらす“集中と共有”の幸福感」

今日の出来事は、一見「大晦日に仕事を片付ける」という機能的なアクションに見えますが、その背景には「長男の受験に対するサポート」「集中できる空間での作業」「小さなご褒美(ソフトクリーム)の喜び」など、多層的な意味が込められています。以下、いくつかの哲学的視点からコメントしてみましょう。

1. 他者と共に学ぶ、働くという「共同体感覚」

長男を自習室代わりのコワーキングスペースへ連れていき、自分もそこで仕事をする――これは「共に学び・働く」という行為です。アドラー心理学における「共同体感覚」を示す典型的な場面と言えます。共通の空間でそれぞれのタスクに取り組みながらも、「一人ではない」という実感が生まれるのです。家族が異なる目的(受験勉強と仕事の片付け)で同じ空間を共有することで、互いの努力を尊重し合い、また励まし合うことができる。
その空間(コワーキングスペース)自体が“開かれた共同体”となり、集中や創造を促進する場になっています。

2. 空間設計と「ゾーンに入る」体験

コワーキングスペースの雰囲気が良く、フード・ドリンクが自由に利用できるという環境要素が、あなたのパフォーマンスを高め、「ゾーンに入る」手助けをしているようです。ここにはストア派の考え方――「制御できない外部環境ではなく、制御できる環境の選択を行う」という発想と、環境心理学的な視点が含まれています。ストア派:自宅や他の場所では集中しづらい状況でも、自分でより集中しやすい環境を“選ぶ”という能動的な行動が成果につながる。
環境が感情や行動を支える:フード・ドリンク自由などの“小さな満足感”が大きなモチベーションを生み出し、仕事の生産性や創造性を高めている。

3. 「年末」という時間の節目

大晦日のコワーキングスペース――多くの人にとっては休日モードの日ですが、あなたや長男はあえてこの時期に「やり残したこと」を仕上げることを選択しています。ニーチェの「力への意志」に照らし合わせると、これは「自分の意志で時間を使い、成果を生む」姿勢を示すといえます。一般的な“年末に仕事しない”という風潮を逆手に取り、自分のペースで「やりたいこと、やるべきこと」をこなす。この主体性こそ、逆境や世間の流れに囚われずに生きる力(ニーチェ的な意味合い)を感じさせます。
同時に「やり残しを年内に片付けたい」という意欲は、アリストテレス的な徳(目標に向かう行動を整えて達成する)を発揮する姿とも捉えられます。

4. 小さなご褒美としてのソフトクリーム

コワーキングスペースの人気メニューを“ご褒美”と位置づける行為は、前回も登場したアランの幸福論の考え方――「日常の小さな楽しみを意識的に味わう」――を思い起こさせます。なにげなく食べるだけでなく、「これだけ集中したからソフトクリームを食べる」という行動が、モチベーションを高めつつ、幸福感を増幅させます。

5. 親子それぞれのゴールを支援する「空間と時間」

あなたは仕事を片付ける、長男は受験勉強に集中する――両者の目標が同じ空間で進行するのは「並行的協働」の典型です。これはフロムの『愛するということ』が説くように、「相手の成長を望みながら、自分の成長も大切にする」という愛の構造をも感じさせます。相手の努力と自分の努力が交錯し、互いを鼓舞する: 「勉強がんばってる長男のために自分もがんばろう」「自分が集中している姿を見せれば長男も頑張れるかも」という相乗効果が期待できる。

総括

今日の出来事は「大晦日でありながら仕事(やり残し)を片付けたい」「受験に向けて自宅外で勉強したい」という家族それぞれの目的を尊重し合い、“理想的な学習・仕事空間”を自ら選び取ったところに大きな特徴があります。その結果、充実した時間を得ることができました。集中と楽しみの両立: コワーキングスペースでの学習・仕事が捗り、ご褒美という形で小さな幸福も味わえた。
親子関係における愛のかたち: 長男を思いやり、同時に自分の仕事も片付けるという並行的な協働は、“互いの成長や目標を尊重し合う愛”を示している。
自己決定と主体性: 年末という特別な時期に「やるべきことをやりたい」という意志を通す自由と責任、両方を楽しんでいる。


最後に、フロムの言葉を借りれば、「愛とは単なる感情ではなく、行為であり、態度である」。今日のあなたの行動は、長男の学習環境をサポートし、同時に自分のタスクを進めるという“態度”を示しており、それが「何気ない一日」を意味深い満足感に変えているのだと思います。

そうすると、僕も意識していなかったし知らなかったことだけど、長男と過ごした時間は、哲学的には"並行的協働"という重要な概念を実行したということに気づく。

こういう日々の何気ない行いが、実は重要な意味を持っていることに気づくことができるのだ。

2024年は9月くらいから始めたので、まだ4ヶ月くらいだが、僕の人生が劇的に意味のある血の通った生に変わりつつある。

とてもいい体験だったので、2025年も続けていきたい。

この「哲学日記」でどのような変化があったかについて、noteでも投稿していきたいな。

ということで、今年もよろしくお願いします。

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